南アフリカのプレトリア大学で法律政治学を学んでいたインゲ・ビュウケスさんは、このたび無事大学の学位を取得し、来年初めに卒業を迎えることとなった。その喜びを73歳の祖母のへスターさんに伝えると、「飛行機代と晴れの日の洋服代のために、ここ数か月は年金を節約しているのよ。あなたは私の孫の中で初めて学位を取得したんだもの。卒業式へは必ず行くわ」という返事が返ってきた。そのことをインゲさんがツイッターに投稿したところ、たくさんの会社から思いがけないオファーが殺到した。

「『学位を取得した』と祖母に電話で伝えたら、号泣していた。『愛』と言わないのなら、愛とは何なのか私にはわからないわ」とインゲさんがツイッターでつぶやいたのは、今月9日のこと。するとその翌日、南アフリカ航空会社「クルラ(Kulula)」から、ヨハネスブルグとケープタウン間の往復航空券をプレゼントするというメッセージが届いた。インゲさんはヨハネスブルグから北へ50キロほどのプレトリア在住、へスターさんはケープタウンに住んでいる。へスターさんが往復航空券を購入するためには、かなりの節約が必要となるはずであった。このオファーだけでも非常にありがたかったことであろう。

しかし、驚きはそれだけではなかった。なんと国内大手のホテル会社「プロテア ホテル バイ マリオット(Protea Hotels by Marriott)」からも、「へスターさんに滞在先を提供する」との申し入れがあった。さらにヨハネスブルグからプレトリアへ向かう鉄道路線「ハウトレイン(Gautrain)」からは交通機関のチケットの提供、グリルチキンレストラン「ナンドス(Nando’s)」からは食事券、そして「ロレアル・サウスアフリカ(L’Oréal South Africa)」からは卒業式当日のヘスターさんのメイクアップとヘアスタイリングサービスが提供されることとなった。

これらのオファーについてインゲさんがへスターさんに報告すると、「私のことを一番に考えてくださってありがとうございます」と敬虔な感謝の言葉を述べながらも、嬉しい悲鳴をあげていたという。またこのことがニュースで広まると、「卒業おめでとう」「おばあちゃんを大切にしてね」「クリスマスが一度に来たね」「今日はずっとツイッターを見ていたわ。なんて素敵なニュースなのかしら」といったコメントが次々と寄せられた。

卒業式は来年初めに行われる。多くの人の温かい思いを受けて、へスターさんの旅行は快適なものになりそうだ。

画像は『TimesLIVE 2018年12月12日付「How a tweet turned into a trip of a lifetime for a devoted granny」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN

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