書店で目が合った理想の女性に一目惚れをして、50日以上もその書店に通い続けている中国人男性・サンさん(26歳)が海外ネット民をざわつかせている。
この部分だけ聞けばロマンチックだなぁー!と思うかもしれないが、実はこの女性に出会った時、サンさんは交際を考えていた女性と一緒にいたのだ。
その女性の立場を考えるとなんだかなーと思ってしまうが、更になんだかなーなことに、サンさんはこの理想の女性を探すために一日中書店に入り浸り、仕事を辞めて親族や友だちから借金生活だ。
どうしても見つからないので、法的な力を借りて探し出そうと女性を訴えようとする始末。
なりふり構ってられないあたり、恋って本当に厄介な病だね。
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書店で出会った「理想の女性」にフォーリンラブ
今年9月、サンさんは交際を考えていた女性と、北京の繁華街・王府井(おうふせい)の書店に足を運んだ。
すると、なんとそこに夢に描いていたとおりの「理想の女性」がいたのだという。交際を考えていたという女性の立場は!である。
サンさんは一緒にいる女性に配慮して「理想の女性」に声をかけることはしなかったが、二人は約10秒間見つめ合い、特別なつながりを感じたという。
再び女性に出会いたい一心で仕事を辞めて書店に入り浸る
それ以来、サンさんは「理想の女性」のことが頭から離れなくなってしまった。再び彼女に会うためならどんなことでもしてやる!そう決意してサンさんは仕事を辞めた。
また書店で出会えるかもしれないと期待し、毎日午前11時から午後7時まで書店に入り浸ることにしたからだ。
サンさんは女性の姿を思い出してスケッチを描き、それを書店の利用者に配布するなどしてなんとか彼女を見つけようと必死だ。
仕事を失ったため親族や友だちから借金をして生活しているが、自身の決断について後悔はないとのことだ。
で、交際を考えていたという女性はどうなった!?
裁判を起こせばもう一度女性に会えるかも!?との期待
しかしなかなかその女性を発見できない。焦ったサンさんは公的な力を借りてみてはどうだろう?と考えた。
そこで「感情的な苦痛を受けた」としてその女性を訴えるべく地元の裁判所を訪れたところ、裁判所は「訴えたい相手の名前も分からないようでは訴えられない」と彼の訴えを退けたそうだ。
斜め上の発想な気もするが、なんとかして彼女に会うための糸口を探そうとするサンさんの気持ちが伝わるといえばそんな気もするエピソードである。
あまりの執拗な行動に「サイコパス」と批判の声も
このラブストーリー(?)は中国ネット民の間ですでに有名になっており、「ヤバい人なんじゃ」や「サイコパスなんじゃ」などサンさんを批判する声が多いようだ。
また、「女性はサンさんに見つからないようにできるだけ遠くに隠れているべき」など、サンさんのストーカー的な行動に注目する向きもある。
どうやらサンさんは「もう一度その女性に会いたい」との一心で行動しており、その女性が自分に興味を持つかどうか、人生をともに歩めるかどうかはまったく視野に入れていないみたいなんだ。
その女性もサンさんに特別なものを感じているのなら話は早いけれど、もし女性がサンさんの求愛を断ったら・・・?
References: DW news / World of buzzなど / written by usagi / edited by parumo
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