歌手のアリアナ・グランデ(25)と今年6月に婚約し、一躍世界中に名を知られることになったが、10月に早くも破局してしまったコメディアン兼俳優のピート・デヴィッドソン(25)。そのピートが現地時間15日、SNSに「この地球上にもう本当にいたくない」と投稿。心配した元婚約者アリアナが駆けつけるが、ピートが面会を拒否したと芸能情報サイト『TMZ』が伝えている。

今回の出来事はカニエ・ウェストが現地時間13日にドレイクに向けて125回以上にも及ぶ猛攻撃ツイートを仕掛け、それを見かねたアリアナ・グランデが「みんな、今大人の男性がネット上で言い争っているけれど、マイリー(・サイラス)と私は今夜、美しい新曲をリリースするわ。みんな数時間だけ良い子にしてくれないかしら。そしたら、女の子たちが輝けるわ」とツイートしたことから始まる。

今年6月に双極性障害だと告白しているカニエは、アリアナに精神状態を馬鹿にされたと捉え「この馬鹿みたいなことすべてが俺のメンタルヘルスの重荷になっているんだ。アリアナ・グランデ、君のことは大好きだ。でも他人を気遣うこと、そして曲の宣伝に俺やこの状況を利用しないことが最低でも必要さ」と反撃。アリアナが謝罪する事態となっていた。

そして、ここにアリアナの元婚約者ピート・デヴィッドソンがインスタグラムで「自分のために立ち向かい、メンタルヘルスについて話すカニエ・ウェストはブラボー」と称賛。ピートは過去に境界性パーソナリティ障害を抱えていることを明かしている。しかし、この投稿から一変、ピートは「この地球上にもう本当にいたくない。君たちのためにここにいようとベストを尽くしているけれど、どれだけ持つか分からない。僕は人を助けようとしてきただけだ。僕がそう言ったことを覚えておいて」と記すと、インスタグラムのアカウント自体をそのまま削除してしまった。この投稿はピートが出演する土曜のバラエティ番組『サタデー・ナイト・ライヴ』の放送前であったことから、現地時間15日にスタジオにニューヨーク市警察が駆けつけ、ピートの無事を確認している。

そして、駆けつけたのは警察だけではなかった。心配したアリアナ・グランデもスタジオに来ていたのだ。アリアナはツイッターで「私は下にいるわ。もし誰かが必要で、何かが必要なら、私はどこにも行かない」「あなたに必要な人はみんないるって分かっている。そしてそれが私ではないってことも。でも、私もここにいる。傷つけるつもりはないの。私はみんなが健康で幸せであることを望んでいるだけ」とつぶやいていた。

しかし、ピート・デヴィッドソンは現れたアリアナ・グランデに会うことはなかったそうで、関係者は芸能情報サイト『TMZ』にピートがセキュリティにアリアナを止めるように指示していたと明かした。心配したアリアナが急いでスタジオに向かっていると友人たちに電話していたため、ピートはアリアナが来ることを事前に知らされていたという。ピートはこの日、番組のリハーサル中に控え室から出て来ることはなく、番組が始まるとパフォーマーとして出演するマイリー・サイラスを紹介しただけであった。

ピートのことを心配するセレブは他にもおり、番組が終わった後にはラッパーのマシン・ガン・ケリーも駆けつけていた。その後、ピートとマシン・ガン・ケリーは一緒に車に乗って、スタジオを去ったという。

アリアナ・グランデは今年5月まで約2年間交際していたラッパーのマック・ミラーを「薬物とアルコールの偶発的な複合過剰摂取により」9月に亡くし、大きなショックを受けたばかり。そんなアリアナがピート・デヴィッドソンを救いたいと強く願いつつも、ピートの心は未だアリアナに対して固く扉を閉ざしているもようだ。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー

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