宴会(Ryan McVay/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

飲み会の支払いでは、会費制や割り勘の場合が多いだろう。しかし酒を飲まない人や食の細い人にとって、割り勘は損な支払い方法なのかもしれない。

 

■約2割が「割り勘は不公平」

しらべぇ編集部では全国20〜60代の男女1,537名を対象に、「飲食店での支払いについて」の調査を実施。

割り勘は不公平な支払い方法だと思うグラフ

「飲食店での割り勘は、不平等な支払い方法だと思う」と答えた人は全体で22.4%と、一定数はいることが判明。どのような場面で、割り勘に不満が出るのだろうか。

 

■酒を飲めない人から割り勘に不満が

酒を飲まない人が「損している」と考える気持ちは、理解できるだろう。

「私はまったく飲めないので、飲む人よりも確実に損している。忘年会や歓迎会などあらかじめセッティングしてくれて会費制のものならまだ納得がいくけど…。

 

気が利く先輩は少なめでいいって言ってくれるけど、ほとんどの場合はしっかりと割り勘。少しでも損しないようにソフトドリンクを飲みまくっているけれど、やはり酒とは単価が違いすぎる。毎回、お腹をパンパンにしながら悔しい気持ちを抱いている」(20代・男性)

■上司から誘ってきて割り勘は…

自分を社畜だと思っている人は、3割以上もの人が割り勘は不公平だと考えている。

割り勘は不公平な支払い方法だと思う傾向別グラフ

上司に誘われて無理に参加した飲み会で割り勘となると、損した気持ちになるのも仕方ないのかも。

「上司から誘っておいて、割り勘っていうのはあまり納得できない。小遣い制で自由になるお金が少ないのもあるだろうけど、それなら誘わないでほしい。

 

立場的にこちらは断りにくいことをわかっていながら、さらに自分語りを聞かされてお金まで取られる。楽しいのは本人だけ。同じお金を使うなら、一緒にいて楽しいと思う人とがいい」(20代・男性)

 

■飲みニケーションが出世に影響する会社も

飲み会で交流を深めることは「飲みニケーション」と呼ばれ、ときには出世にまで影響したほど。

「私たちの若い頃は、上司とどれだけ酒を交わすかで職場の立場が変わるくらい飲み会は重要なものだった。だからたとえ割り勘でも、将来的なことを考えたら安いものだと思ってたところもある」(40代・男性)

 

支払いの仕方で、全員を納得させるのは難しいとの声も。

「若い頃はよく幹事をしていたからわかるけれど、どんなに頭を絞っても支払いの不満は出るもの。男女で差をつけたら『俺より飲む女性もいる』とか…。だから『割り勘』は、一番の落とし所なんじゃないかな」(30代・男性)

 

自分がオーダーしたものだけに手をつけて、その分を払うのが一番公平かもしれない。しかし居酒屋ではそういうわけにもいかないので、難しいところである。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2018年10月19日~2018年10月22日
対象:全国20代~60代の男女1,537名(有効回答数)

飲み会で割り勘は不公平? お酒が飲めない人からはやはり不満の声も…