日本スポーツ協会(東京都渋谷区/会長 伊藤雅俊 略称:JSPO)は、12月18日(火)に、将来のスポーツ界を担うユース年代(19~25歳)を対象に、フェアプレーについて考える「2018フェアプレイ会議」を開催しました。
 本会議は、昨今のスポーツ団体のガバナンス低下やスポーツ指導者による暴力行為等の事案発生を受けて開催したもので、今回が初開催となります。
 当日は、1.有識者の発言を通じてフェアプレーについて学ぶ「理解セクション」、2.フェアプレーについて語り合い、若者同士で意識を共有する「考えるセクション」、3.会議を経て感じたことを明日からの行動目標としてアウトプットする「行動セクション」の3つのセクションを通じてフェアプレーについて考えました。
 理解セクションでは、フェアプレーに関する理解を深めるため、フェアプレー大切なものだとわかっていながらできていない(できない)現状があること、フェアプレーがなくなると世の中はどうなってしまうか、といった切り口でコーディネーターやパネリストが発言し、参加者に問題提起しました。
 考えるセクションでは、グループごとに「フェアプレーできない状況はどう生まれるのか?それはなぜか?」、「フェアプレーの輪を広げるために、私たちに何ができるか?」をテーマに、自身のスポーツ経験やフェアプレー観などから議論しました。グループの発表では、「外的(周囲の期待)・内的(過剰な勝利への執着)の様々な要因でフェアプレーが妨げられている現状がある」、「フェアプレーを日常的に話題にすることがフェアプレーが広がるのではないか」といったコメントがありました。
 最後の行動セクションでは、参加者それぞれが今後実践するフェアプレー行動を発表し、決意を新たにしていました。具体的には、「自分がフェアプレイ大使になる」、「戦う相手がいる感謝を発信する」、「フェアプレイとは何か、常に考え続ける」といった宣言があり、次代を担う若者としての気づきや思いが表れていました。

当日の様子2
当日の様子1
当日の様子3







配信元企業:公益財団法人 日本スポーツ協会

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