アメリカで霊媒師が行方不明者の遺体の行方を的中させ、大きな話題となっている。

 とあるアメリカ人男性の父親は、失踪してから57年間もの歳月が経過していた。父親が失踪した時、男性はまだ生後8か月。母親は、男性を含む4人兄弟に対して「あなたたちの父親は、たばこを買うために家を出てから、ずっと帰ってこない」と言っていたが、母親は捜索願を出していなかったという。その後、母親は1998年に亡くなっている。

 男性は、父親が生きているかどうかを知るため、霊媒師に霊視を依頼したという。すると、霊媒師は「父親の遺体は家の地下室に埋まっている」と意外な結果を告げた。

 その言葉を受けて地下室を調査したところ、霊媒師の言葉通り、なんと男性の父親は、家の地下室の床でコンクリートに詰められた遺体となって見つかったのだ。DNA鑑定でも、遺体は男性の父親に間違いないとの結果が出た。警察によると、父親の死因は鈍器で殴打されたものだが、今となっては犯人を捜すのは難しいとのことで、様々な憶測を呼んでいるものの、真相は薮の中だ。

 日本でも、霊能力者が行方不明者の遺体を発見して大騒ぎになったことがあった。自称・超能力者であり、サイコメトラーとして知られるオランダ人のジェラルド・クロワゼット1976年5月に来日。NET(現・テレビ朝日)の『水曜スペシャル』で、千葉県行方不明になった7歳の少女に関する透視を使用した超能力捜査を行った。その結果、番組中、事件を取材していた番組スタッフが、ダム湖に浮かんでいる少女の水死体を発見したのだ。かなりの衝撃的な映像であり、視聴率は30.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。ただ、このケースは、事件自体が元々未解決事件として注目されていた。同日に警察でもダム湖を捜索する予定があり、クロワゼット超能力調査で独自に遺体を発見したというわけではないというオチがつく。

 今回のケースでは、過去に失踪した父親の行方を知りたいという個人的な依頼。にもかかわらず、霊媒師は父親の行方を見事に的中させている。もしこの霊媒師の能力が本物であれば、各方面に引っ張りだこになりそうだが、果たして真相は…。

文/浅利 水奈

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