ディスり合いではなく褒め合い。
ピースフルでアイリーな対戦が繰り広げられた回だった。
即興のラップバトル番組『フリースタイルダンジョン』5th season Rec 7-2(→公式、→テレビ朝日、→Abema)。

SPICY CHOCOLATEのKATSUYUKIが、レゲエ界の最強Deejayたち5人を引き連れて、REGGAE VS HIPHOP異種格闘技である。
審査委員に鈴木紗理奈、DOZAN11(ex.三木道三)。
般若ルームには清水あいりが登場。

チャレンジャーPOWER WAVEに、モンスター輪入道。
「俺はレゲエのフロウは出来ねぇ だからラップでつけるぜけじめ」
「何度もレゲエに救われた 今夜はラップで狂わせたる」
レゲエをリスペクトしつつ俺はラップで行くんだと繰り返し宣言した輪入道が、
ラウンド3でビートをどちらにするか聞かれて「レゲェ」と答え、場を盛り上げる。
猛攻のがっぷりよつで、モンスター輪入道の勝利。

チャレンジャーAICHIN、モンスター崇勲。
後攻のAICHIN「無駄なディスり合いは意味ないから俺はイケてる戦いしたい」
対して、
崇勲が「今のワンバースでよく分かった お前は本当に良いヤツだな」
とはじめて、
ネックレス、トレーナー、ジーパン格好いいと褒めまくる。
AICHINも「あなたもめちゃ良い人でしょ」と返す。
モンスタールームのみんなも手を叩いて爆笑するピースフル対決。
審査員も笑いながら審査しにくそうである。
「もっともアイリーな試合でしたね」
アイリーというのはレゲエ用語で「楽しい」「うれしい」というポジティブなワード。
ラウンド2崇勲の先攻。
「顔は格好いい うーん なんか全体的に格好いい」
と、初対面で褒めるところがなくなっても、まだ褒め続ける。
AICHIN「ありがとう褒めてくれて だけど褒められるの苦手」
ディスられると思って準備してたのにと語り、
「だけどまさか褒める 俺はそれはこまーる
対して崇勲「褒められるの苦手 格好いいんだからそれ身勝手」と褒め続行。
ヒップホップレゲエの美しき融合。
探って、褒めて、照れて、褒めた。
会場から自然と拍手。
モンスター崇勲の勝利である。

2019年1月2日(水)よる8時〜アベマTVで
『フリースタイルダンジョンpresents 有名人が監督 プロラッパーチームを作ろう!悶絶のガチバトルSP』
キャスト
【MC】Zeebra サイプレス上野
【監督】渡部建(アンジャッシュ) ANARCHY 品川祐(品川庄司) JESSE(RIZE / The BONEZ
【審査員】いとうせいこう 真木蔵人 KEN THE390 ERONE LiLy
【バトルラッパー】漢a.k.aGAMI DOTAMA R-指定 FORK 呂布カルマ 崇勲 ACE 輪入道 裂固 SIMON JAP じょう HARDY
【ライブゲスト】Jin Dogg AKLO Normcore Boys さかいゆう Awich
どんな熱戦になるのか楽しみだ。(テキスト/米光一成 イラスト/まつもとりえこ

フリースタイルイラスト/まつもとりえこ