トレーディングカードゲームで有名なブシロードグループパブリッシングは、音楽事業を目的とした子会社、株式会社響ミュージックを設立した。

響ミュージックは、ブシロードグループパブリッシングの子会社である響が2つにわかれ、響は声優事務所、音楽出版、新設した響ミュージックは、ネットラジオ、音楽事業と事業を再編。
すでに音楽とも親和性の高い、ブシロードのコンテンツである、TCG、アニメ、ブシモ(ソーシャルゲーム)、新日本プロレスと連携した、音楽事業を展開していく予定とのこと。

立ち上げるに至った経緯として、探偵オペラミルキィホームズのライブや新日本プロレスの試合など、年間130回、カードゲームは自社主催のものでも年間70,80回ライブしているようなもので、人が集まるライブの場をすでに持っており、また、各コンテンツのテーマ曲や、プロレスリングの入場曲など、非常に音楽に親和性の高いコンテンツをすでに持っているところから今回の設立にいたった。

また、ブシロード社長、木谷氏より、音楽競合がひしめき合っている中、あまり大きなことをいってもほら吹きになってしまうので、音楽で日本一とか世界一とかは絶対言えないが、当社ならではのことをやっていきたい。カードゲームミュージックというジャンルを作って行きたいし、例えばプロレスの入場曲だけでなく、エンディング曲があってもいいじゃないかといったことなど、自社コンテンツと親和性の高いジャンルでトップを走って行きたい、また、様々なジャンルで、音楽が架け橋となって行き来しい等、熱いコメントを残した。

今まで響にて付き合いのあった他の音楽会社とも、引き続き取り組みはしていく予定で、コンテンツによって、ケースバイケースで、他の音楽会社に出て行ったりなどもありうるとのこと。

また、今回新たな発表として、響ミュージック第1弾にサイキックラバーが歌う、2013年1月に放映予定のカードファイト!!ヴァンガード第3期オープニング曲が決定した。

現在レコーディングの真っ最中で、2013年2月8日発売予定、販売はポニーキャニオンとなっている。
詳細については明日公式サイトにて発表するとのこと。

今回の抜擢にあたって、サイキックラバーYOFFYは、非常にビックタイトルでとても興奮した、これからもキッズに届く曲を作って行きたいとの決意を、IMAJOは、第1弾アーティストとして恥じないよう頑張ると意気込みを語った。

楽曲は今回の発表にて、オープニングにふさわしい、元気がでる、さわやかな楽曲が披露された。

今回アニメ第3期から、主人公であるアイチが高校1年生となることから、まずは学校、青春といったイメージ作ったとのこと。

また、今回ヴァンガードの楽曲を担当するにあたって、2人ともアクアフォースのカードを買ってファイトをレクチャーしてもらったという制作秘話が。
こんなにアニメとリンクしているんだなと改めて感じたとのこと。

現在絶賛カップリング曲をレコーディング中で、挿入歌という扱いになるかどうかわからないが、思いっきヴァンガードの世界を意識して作っていると語った。


響ミュージックでは、『カードファイト!!ヴァンガード』にて今後2月に出るオープニング曲に続いて、8月にも、また、エンディング曲を2月、6月、9月、12月に、さらにキャラソンを数曲発表予定。

また、ソーシャルゲームブシモの楽曲を3,4タイトル、2013年下旬から2014年にかけて、新規TCGの楽曲、新日本プロレスのテーマ曲など、年間30タイトルリリースを予定しているとのこと。

今後の動向に注目だ。

響ミュージック 公式サイト(11月28日オープン予定):http://hibiki-music.jp/

左から、ブシロード代表取締役・木谷高明、サイキックラバー・YOFFY、サイキックラバー・IMAJO、司会・寺川愛美、響ミュージック代表取締役・源田雅巳