今年も大掃除の時期がやってきました。 12月は家中を時間も労力をかけて掃除する1ヶ月…。

【風水】大掃除に取り入れたい!“3つの運”をアゲる「来年の開運アクション」

特にバスルームは黒カビや水アカが発生しやすく、こまめに掃除をしていても一年の汚れが気になりますよね。

今、SNSで話題になっているのが、酸素系漂白剤に漬けて放置するだけの「オキシ漬け」。漂白剤と聞くと、強力そうだし、環境にも悪そうな感じがしますが、酸素系漂白剤は炭酸ナトリウムと過酸化水素水を化合した生分解性の高い成分で作られていて、地球に優しい洗剤なのです。

その「オキシ漬け」、洗濯や食器の汚れ取りに便利だとしても、「バスルームは無理でしょ?」と思いますよね。しかし、バスルームも「オキシ漬け」できちゃいます。これならゴシゴシこすらなくてもピカピカ。そしてキレイな状態を保つことも簡単です!

今回は、「家事えもん」の愛称で親しまれる家事芸人、松橋 周太呂さんの著書『ほったらかし掃除術』からご紹介していきます。

オキシ漬けとは?

こちらの書籍で使われているのは「オキシクリーン」(グラフィコ)のもので、界面活性剤、香料、蛍光増白剤が不使用の日本版。

それ以外にも、酸素系漂白剤は紀用防虫菊、シャボン玉石けん、生活クラブなどからも発売されており、ドラックストアやホームセンターなど、全国どこでも購入できます。

では、酸素系漂白剤がひどい汚れも落とす秘密は?

汚れ落ちの秘密は、酸素の泡による汚れ分解パワー。オキシクリーンを40〜60℃の湯に溶かすと活性酸素がシュワ〜ッと発生。その泡が衣類など繊維の間にこびりついた汚れを浮き上がらせるのです。ツンとした臭いもなく使いやすい!出典『ほったらかし掃除術』

ほったらかし掃除術の基本の使い方は、「オキシ漬け」。まずは「オキシ漬け」をマスターしましょう。

40〜60℃の湯4ℓに付属のスプーンまたはキャップ1杯(約8g)のオキシクリーンを入れてよく溶かした液に、20分〜6時間漬けおきする方法。
汚れが気になるものをとにかくポイポイ放り込んで、あとはほったらかしておくだけの簡単さが、SNSでも一気に話題に!
オキクリーンの酸素放出量を最大限&長時間引き出すために、泡立て器などを使ってよく溶かす&湯温をキープするの2点がポイント。出典『ほったらかし掃除術』

バスルームは浴槽も床もまるごと「オキシ漬け」でキレイに!

オキシクリーンは家中で使える万能選手。カビや水アカがきになるバスルームも「オキシ漬け」をすれば、ラクに簡単にキレイにすることができます。

お風呂場の掃除は浴槽、床、天井の3つ。それぞれの掃除法を見ていきましょう。

1. 浴槽〜バスグッズを入れてオキシ漬け

入浴後の浴槽にオキシクリーンを投入し、浴槽やバスグッズを入れてオキシ漬け。一晩漬けておくだけで翌朝はピカピカに。

入浴後、お湯が残った浴槽にオキシクリーンを付属のスプーンキャップ5〜20杯(汚れに応じて調整を)入れ、よく溶かしたら追いだきして湯温を60℃くらいまで上げます。
そこに椅子やおけ、浴槽のふた、シャンプーラック、子どもの浴用おもちゃなどお風呂グッズをポイポイ
あとは高温を保つため、プチプチを上からかぶせて朝まで“ほったらかし”で。出典『ほったらかし掃除術』

お湯の温度を下げないための包装材のプチプチは2〜3枚、合わせて使ってもいいです。翌朝、オキシ溶液を流したら、スポンジで浴槽内を軽くこすり、漬けていたものを水洗いして完了です。

床や天井は無理…?いえ!いけます!

2. 床〜黒ずみ丸ごとオキシ漬け

床掃除もオキシクリーンが役立ちます。時短するには床一面の「オキシ漬け」。臭いがないオキシクリーンだからこそできる方法です。

黒ずみやヌルヌル汚れが気になる床も、まるごとオキシ漬けしてしまえば“ほったらかし”でクリーンに。
排水口を水が漏れないようにふさいだら、バケツなどに上記の要領でオキシ溶液を作り、床へジャーッ。
そのまま4〜6時間漬けおくだけ。あとはオキシ溶液を流し、カウンターの下、排水口や溝の部分など汚れが残っていそうなところをブラシでこすって、シャワーでしっかりすすぎましょう。出典『ほったらかし掃除術』

浴槽と同様に夜寝る前にオキシ漬けして翌朝流してもOK。

3. 天井〜黒カビ予防は天井掃除から〜

厄介な黒カビは天井掃除で防ぐことができます。天井掃除のポイントはアルコール拭きです。

やっつけたはずなのに、気づくとまた出てくる黒カビ。どこからやってくるのかというと、実は天井なんです。天井にわずかでもカビ菌がいると、そこから種のような存在・胞子が落ちてきて床や壁で繁殖するというわけ。
だから、まずは天井の黒カビを退治するのが先決!殺カビ効果のあるアルコール(消毒用エタノール)で天井を拭きましょう。フロアモップにキッチンペーパーをつけて使うと便利ですよ。これを2週間から1カ月に一 度やるだけで、黒カビとは永遠にお別れです。出典『ほったらかし掃除術』

カビ退治には、殺カビ効果のあるアルコール分80%、水20%の割合のものを。消毒用、防カビ用として売られているものを使いましょう。

まとめ

浴室のオキシ漬けと黒カビ対策についてご紹介しました。バスルームは広くて、汚れもカビからシャンプー、ヌメリと何種類もの原因があり、汚れを落とすのも一苦労。

汚れを放置すると、どんどん落としにくくなるので、早い段階で掃除するのが一番ですね。漬けおきなら、汚れの落とし忘れも少ないので、キレイさをキープするにも手間と時間が省けます。

<著者>松橋 周太呂(まつはししゅうたろ)
「家事えもん」の愛称で親しまれる家事芸人。掃除、洗濯、料理が好きで「掃除検定士5級」と「ジュニア洗濯ソムリエ」と「調味料検定 通」の資格を取得。著書の『人生の掃除の時間をグッと縮める「すごい家事」』は22万部突破のベストセラー。