西川史子

23日放送の『サンデージャポン』(TBS系)で、タレントのローラが自身のInstagramで沖縄・辺野古埋め立て工事中止を求める署名を呼びかけたことについて、番組史上類を見ない激論が展開された。

 

■西川史子がローラの行動に注文

西川史子はローラ辺野古埋め立て工事中止を求める署名を呼びかけたことについて、

「沖縄の問題って環境問題だけではないですから、やっぱり普天間(基地)どうするの。これからどうするのっていう。そこの話まで考えて言っているのであればいいと思います。

 

ただ『沖縄の海を綺麗に』ってそれは政治家だって誰だって思いますよ。みんな思うことですよ。だけどそうじゃなくて、こうしたらいいんじゃないですかってところまであるんだったら芸能人であろうが誰であろうが発言するのは自由だと思う」

 

と批判的なコメント。これに対しなぜか激昂気味のテリー伊藤は「辺野古の問題について言ったことは勇気があると思う」と発言。西川はテリーに「そんな勇気いらないですよ。おかしいですよ」と絶叫し、意見が対立する。

 

■堀江氏は責任に言及

さらに堀江貴文氏は「政治的発言をするのは全然いい」と前置きし、「言った以上は責任を持ちましょうね」とコメント。西川は「解決策を言ってない」と問題を指摘する。

テリー伊藤は終始興奮気味で、たびたび堀江氏の発言を遮り「解決策がないから発言するのはよくないっていうのはよくない」と叫ぶ。堀江氏は、

「あの問題を発言することによってあの問題が膠着すると思う。膠着させることがベストであるとは思わないんで。僕とかから批判浴びるのもそれは覚悟してもらいたい。

 

言うことは良いけど俎上に上がって、僕とかからボコボコにされるかもしれないけどそれは覚悟しろよって話ですよ」

 

とコメントした。

■デーブは「その後」を問題提起

また当初からローラに批判的だったデーブ・スペクターは、

ローラの求めてる辺野古の工事止めてって、その後普天間はもうそのまんまでいいんですか? それはないんですよ」

 

と問題提起。これには太田光が「トランプ大統領が今までの既定路線をすべてひっくり返している。変わる可能性もあるので日本人はもっとしたたかになるべき」とし、発言の正当性を訴える。

杉村太蔵は「自由なことを言うべき」と主張するがデーブは「いやいやプロダクションに所属してるんだから」と制す。藤田ニコルと壇蜜もローラの勇気は評価しながらも、「自分なら事務所やマネージャーに確認する」とした。

 

■西川は「勉強不足」とバッサリ

この後も過去に例を見ないほどそれぞれが感情をむき出しにする激論に。西川史子は終始ローラの行動に否定的で、徹底擁護するテリー伊藤に対し、

辺野古の問題については、勉強してちゃんと言うべきですよ。あの文章からはわからなかった」

 

とコメント。これに太田光が激昂し、笑いなく真面目に熱弁を振るう。結局この問題は意見がまとまらないまま話題は次へと移った。

■視聴者の意見も二分

番組史上でも類を見ない議論が繰り広げられた「ローラの政治発言」。ネット民の意見も、批判的なデーブ・西川・堀江と擁護のテリー・太田派で、意見が割れている。

 

■「その後」に言及がないため混乱を招いた?

激論が展開された「ローラ問題」だが、出演者が「芸能人が政治的発言をすること」については概ね寛容。ただし辺野古の問題については、埋め立て工事中止が根本的な問題解決に繋がるわけではないと、西川史子や堀江貴文氏は考えているようだ。

声を上げ問題を日本人に周知させることはもちろん重要なことだが、辺野古埋め立てを「ストップ」したあと、他国の脅威など山積する問題を「どうするのか」を公表せず署名だけを呼びかけたことで、混乱を招いてしまった感がある。

西川史子ら辺野古埋め立て容認派にとっては、ローラが「その後の対応」を明確にせず埋め立てのみを止めるよう促したことを「勉強不足」と感じたようだ。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

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