雑誌には「お楽しみ」として、袋とじのページを用意されているものがある。ちょっとエッチなものが多いが、開けるまでのドキドキ感も含めて楽しむものといえるだろう。
■立ち読みで袋とじを見ようとする人は少ない
しらべぇ編集部では全国20〜60代の男女1,537名を対象に、「雑誌について」の調査を実施。
「立ち読みで、雑誌の袋とじをなんとかして見ようとしたことがある」と答えた人は15.2%と、全体的には少ない割合である。
■女性に少ない理由とは
性年代別では、すべての年代で女性よりも男性の割合が高くなっている。
袋とじがあるのは、主に男性週刊誌である。そのため女性が少ないのも、無理はない。
「袋とじがあるのは、だいたい男性向けの雑誌。ちょっと女性が立ち読みするには勇気がいる感じの雑誌の場合が多いから、手に取ることさえもしない人が多いのでは?」(20代・女性)
■隠れているから見たい心理
開けないまま袋とじを見るには、かなり怪しい体勢になる。
「買うまではいかないけれど気になる袋とじは、ちょっと広げて覗き込むことはする。そんなことしてもちゃんと見えないし、周囲にしたらちょっと怪しい光景だろうな…」(30代・男性)
袋とじされているからこそ、「見たい」という心理が働くとの声も。
「購入して袋とじを開けてみても、中身はそれほど大したものじゃないことも多い。『ここでは見られない』という気持ちが、見たい心理に拍車をかけるのだと思う」(40代・男性)
■購入していないのに袋とじを開ける人も
購入もしていないのに、袋とじを開ける不届き者もいるようだ。
「コンビニで週刊誌を立ち読みしていたら、袋とじがすでに開けられていたことがある。自分がやったみたいになると嫌なので、慌てて本を置いて店を出た。
我慢できなかったのかもしれないけれど、それなら責任を持ってちゃんと自分で買えよと思った」(30代・男性)
出版業界は、不況だと言われ続けている。袋とじが気になるなら、やはり購入してお金を落とすのが最良の選択である。
「横から覗くほど気になるなら、もう買ってあげればいいのにと思う。少しでも売上に貢献すれば、次の袋とじもいいものを作れるようになるかもしれないのに」(20代・女性)
出版社としては立ち読みでなく、やはり買って読んでほしいと思っているのは当然のことだろう。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2018年10月19日~2018年10月22日
対象:全国20代~60代の男女1,537名(有効回答数)
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