▽23日、スーパースポーツゼビオ 渋谷公園通り店にて、かつて日本代表で活躍した“キングカズ”ことFW三浦知良のトークショーが行われた。

▽プーマ契約選手でもあるカズのトークショーには、多くのファンが詰め掛け会場は大盛況。「お疲れ様です。今日はありがとうございます」とカズが挨拶すると、盛大な拍手が送られた。

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▽今年9月に渋谷にオープンしたスーパースポーツゼビオ 渋谷公園通り店。渋谷での印象を聞かれたカズは、「僕がバリバリ遊んでいた頃とは違いますね」とコメント。会場を沸かせていた。

▽今シーズンの横浜FC明治安田生命J2リーグで3位に入ったものの、J1参入プレーオフの準決勝で東京ヴェルディに敗れ敗退。J1昇格が叶わなかった。シーズンを振り返ったカズは「チームは3位になりましたし、プレーオフに行きましたが、個人的には試合出場時間が短く、満足いく内容ではなかったです」とコメント。「最後は残念でしたが、悔しさを来シーズンに繋げられたらと思います」と早くも来季への意気込みを見せた。

▽前日までグアムで自主トレを行なっていたと明かしたカズ。「来月もグアムに行きますが、それまでの10日間ぐらいは、気候も寒いですし、そこまで追い込まないで、2、3日に1回走ったりして、コアの部分を中心にトレーニングします」とコメント。体の芯の部分をしっかりと鍛えていくと語った。
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グアム以外にも、ロサンゼルスやサンパウロにも訪れたカズ。ブラジルには「永住権を持っていて、永住権を維持するためには2年に1回は必ずブラジルに行かないといけないので、それが一番の目的です」と渡航した理由をコメント。世界を股にかけての交友関係があると明かした。

▽プーマとの出会いについてもトークショーで語ったカズ。「僕は1986年の2月にプロ選手になったんですが、その前からプーマは知っていましたし、履いていました。プロになって最初に僕と契約してくれたのがプーマでした」とコメント。「それからずっとプーマ一筋です」と語り、プーマがプロ生活33年を支えてきたと明かした。
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▽最初に履いたスパイクに関しては、「伝説のプーマのスパイクであるパラメヒコをずっと履いていました」とコメント。「パラメヒコからスフィーダドイツの方のベルトマイスターというスパイクコピーしてもらって、長く履いていました」とスパイクの変遷も語ってくれた。

スパイクに対してのこだわりは「あんまりない」と明かしたものの、「今は刺繍や名前を入れることをみなさんしていますが、最初に刺繍を入れて試合に出たのは僕とプーマだったんじゃないですかね」と秘話を明かしてくれた。

▽現在発売中のプーマワンについては「履いて20分でマメができます(笑)」と仰天発言。それでも、「グアムが暑すぎて、僕の足が調子良くなかったんです。アップが終わったぐらいでマメができていました。でも、非常に素晴らしいスパイクです」とコメント。「僕はソフトな感じのものが好きですけど、ハードなものが好きな選手もいますからね」と、スパイクの好みも明かした。
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▽また、今月30日に開幕を迎える全国高校サッカー選手権大会はプーマが協賛。少年時代を振り返ったカズは「僕はトレーニングと言えば、ドリブルとかリフティングばっかりしていて、試合というよりも練習でドリブルしたりリフティング何回できた、こんな技ができたというのが好きな小学生でした」とコメント。「中学の時も試合よりもそういった練習ばっかりやってきました」と語り、戦術やシステムについては一切考えずにやってきたと明かしてくれた。

▽憧れていた選手については元ブラジル代表のペレ氏と明かし、「サントスでペレに声をかけてもらって頑張れよと言ってもらえたときは嬉しかったですね」と当時を回想。「ペレは撮影が終わってシャワーを浴びて、真っ裸だったので、興奮しましたね(笑)。ペレの体を見て」とエピソードを明かし、会場は笑いに包まれていた。

▽若い世代の選手へは「辛い練習もあるかもしれないですが、楽しんで欲しいと思います。目標を立てて、そこに毎日毎日向かっていってほしいです」とアドバイスを送っていた。

▽トークショーの最後には、じゃんけん大会でカズのサイン入りグッツがもらえるイベントも実施。会場は大いに盛り上がりを見せていた。
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