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image credit:Fresh Plaza

 リンゴの色は何色?と聞かれたらなんて答える?赤や緑、ときどき黄色といった、スーパーに並んでいる一般的なリンゴの色だろう。

 だが、ある特殊な条件では、ほとんど黒に近い紫色のリンゴの実を実らせることもあるという。

 そんな幻の黒いりんごブラックダイヤモンド」は、チベットの山間部でしか育たない希少価値の高いリンゴなのだそうだ。

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高地の特殊な環境でしか育たない幻の黒リンゴ

 ブラックダイヤモンドは「花牛(英名 チェイニーズ・レッドデリシャス)」というリンゴ種で、チベット自治区ニンティ市でしか実らない黒っぽい紫色の果実を特徴としている。

 生産を行なっている丹東日生林生態農業発ブラックダイヤモンドを育てているのは、海抜3100メートルの高地においてだ。

 その特徴的な色合いを実らせるには、昼と夜の寒暖差が大きく、しかも日光と紫外線をたっぷりと浴びせられる環境が不可欠なのである。

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 ブラックダイヤモンドの収穫が始まったのは2015年。3本の木を植えてからようやく3年後のことだった。

 しかし収穫量が限られているために、これまでのところ北京や上海などの高級市場にしか卸されていない。主に贈答品として、1個およそ50元(800円)程度で売られているという。

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成長速度も遅く、育てるのが大変


 ブラックダイヤモンドを黒い色合いにするには気温の低い環境で育てなければならない。このために一般的なリンゴに比べるとかなり成長速度が遅い。

 普通の林檎の木なら2~5年で実がなるが、ブラックダイヤモンドでは8年もかかると言われている。

 加えて、先述した特殊な気候が必要なために、わざわざこれを育てようという農家はほとんどいない。

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情報が少ないため画像加工を疑う声も


 栽培している農家が少ないためか、一般的な市場にはほとんど出回っておらず、ブラックダイヤモンドに関する情報は極端に少ない。

 その実在を疑う声や、ネットで検索できる画像は、実物より黒く見えるように加工されたものだという主張もある。

 実際に2013年ネット上で話題となった「トルコに咲く黒い薔薇」として出回っていた画像も、のちに黒く加工した偽画像であることが判明した。

・ちょっとかっこいい。トルコのごく一部地域にしか咲かない「黒薔薇」(追記あり) : カラパイア

 まさに幻のリンゴ、「ブラックダイヤモンド」。本当に存在するのか?それは画像のように真っ黒なのか?その真偽は自分で入手して、確かめてみるしか方法はないかもしれない。

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 ちなみに日本でも「秋映」という品種のリンゴが割と赤黒いそうだ。「千秋」と「つがる」の交配品種だそうで、寒い地方にいくほど黒みを帯びるという。



References:China: Black diamond apples as beautiful as diamonds/ written by hiroching / edited by parumo 全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52269073.html
 

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