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近年、魅力的な家電が続々と登場しています。それらに最も詳しいのが日々家電製品の取材を行い、検証しているこちらの18人の家電のプロたち。今回は彼らが実生活で本当に使っている『自慢の家電』をランキング形式で見せびらかします。今回は他媒体を率いるキーマンも友情執筆。これぞ“真に買って間違いない家電”カタログなのだ。
家電からAVまで世界中を飛び回ってリサーチ
いつでもどこでも使えるウェアラブル&モバイルをセレクト
【Profile】
山本 敦さん:AVライター
オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。オーディオ・ビジュアルからITまわり、スマート家電など最近は色んなジャンルの最先端技術や事情を手広く追いかける。CES・IFA・MWCなど海外の展示会やメーカー開発者へのインタビュー経験も豊富。趣味はヤクルト スワローズの応援。
Ranking.1
大画面ながら300g台を実現した未来のノート
ソニー
デジタルペーパー DPT-RP1
実勢価格:8万6184円
A4サイズで世界最軽量を実現した電子ペーパー端末。 紙のノートに書くような書き味を実現し、約1万ファイル以上のPDFを保管できる。
紙のノートみたいな軽さと滑らかな書き味を特徴とするソニーの電子文具。私が使っているA4サイズの『DPT-RP1』は17年発売のモデルですが、今年はスマホアプリ対応などいくつかの大きなソフトウェアアップデートがあったことと、A5サイズのCP1も登場したのでご紹介したいと思います。
私はふだん原稿のアイデアと構成をノートに書いて、形を整えてからパソコンで筆を進めることが多かったのですが、デジタルペーパーはファイルを本体の中に残したり、PDF形式で書き出してパソコンにストックしておけるので、紙のノートよりも格段に管理がスマートになりました。読み込んだPDFファイルに手書きのコメントも加えられるので校正作業にも大活躍。
13.3型の本体が350g前後と軽いので、展示会などイベントの取材には欠かせないアイテムです。電子ペーパーなので、電源を落とさずに1日中スタンバイ状態にして使ってもバッテリー切れの心配はほぼ不要。取ったメモをPDFにしてからパソコンやiPadに送って、テキストエディタと2画面表示にすると紙のノートを手もとに置く場合と比べて目線の移動が減って、びっくりするぐらい書き物の作業が楽になります。
海外ではまだデジタルペーパーが購入できる地域が少ないらしく、展示会などで本機を使っていると取材相手に「それ何だ!」と逆質問を受けることも多々ありました。ソニーさん、私はかなり本機の広告塔として活躍していると思いますよ(笑)。
今年発売されたA5版モデルも試した結果、使い心地は上々でした。ちょっと引くほど高価な製品なのですぐに2台持ちは厳しいのですが、いずれカラバリ展開などがあれば食指も動いてしまいそう。改善を期待する点は、交換可能なペン先がすり減ってくると書き味の安定感がいきなり落ちる場合があるので、文具メーカーとのコラボなどにも挑戦して、より質の高いペン先の種類を増やして欲しいです。
Ranking.2
ディスプレイが大型化しさらに視認性がアップ
アップル
Apple Watch Series 4
実勢価格:4万5800円
第4世代となり新たにディスプレイサイズが一回り大きく、本体の薄型化を実現。新たにワークアウトの自動検出機能も搭載した。
『Apple Watch』が発売されて、毎日身に着けるようになってから健康にますます気を配るようになりました。最近は健康診断でひっかかるようになったので、私のApple Watchへの依存度は増すばかり。「アクティビティ」と「心拍」「呼吸」は今では生活に欠かせないアプリです。
最新の『AppleWatch Series 4』から光学式だけでなく新しい電気式の心拍センサーもダブルで搭載されたので、機能アップデート後の実力チェックが楽しみです。自分にムチを打つ覚悟で入会したトレーニングジムに足繁く通う動機にもなってくれたら嬉しい。健康ネタばかりになってしまいましたが、SuicaやMacBookのアンロック機能も便利です。
Ranking.3
アマゾン
Echo Spot
実勢価格:1万4980円
2.5インチのディスプレイを採用したスマートスピーカー。Skillを追加することにより機能が向上。便利な使い方ができる。
スマートスピーカーをいろいろ試した結果、『Echo Spot』は画面が付いたことでようやく家族にも受け入れられた気がします。「顔」があると、多少へんな受け答えをしてきても「ドンマイ!」とおおらかな気持ちで見守りたくなるから不思議です。
Ranking.4
ゼンハイザー
HD 820
実勢価格:31万3200円
私の今年一番だったヘッドホンは数ある高級モデルの中でも音質・装着感・機能性が群を抜くゼンハイザーのプレミアムモデル『HD820』です。音質に納得できる密閉型ヘッドホンにようやく出会えたので、わが家でヘッドホンを使って音楽を仕事以外でもゆっくりと聴く時間が増えました。
Ranking.5
ボーズ
Bose noise-masking sleepbuds
実勢価格:3万2400円
5位はBOSEのスマート耳栓。外出先で装着すると適度なノイズリダクション効果が得られることが判明。原稿書きや電車の中での読書がはかどります。
※『デジモノステーション』2019年1月号より抜粋。
text山本敦
photo大久保恵造
(d.365)
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