「悴む」と書かれたこの漢字を見たことがあるでしょうか。この言葉は手足が凍えて思うように動かなくなる状況を表しています。この言葉は北海道地方の方言であるという説もありますが、実際は全国で通じるそうです。しかし、今は全国的に暖かくなってきているので、寒い冬でもこの言葉はあまり使われていないようです。

「悴む」の読み方は...。

「悴む」と書いて「かじかむ」と読みます。

冬の寒い時期に素手のままで外を歩くと、指先から赤くなってきてだんだん動かなくなってきます。この状態が、「かじかんでいる」という状態です。こんな時に、慌てて暖かいお湯に手をつけたりすると指先が痛くなってしまいます。手や足がかじかんでしまったときには、慌てずにゆっくりと温めると良いようです。

「氷柱」は何と読むでしょう。

雪が降る地域に住んでいる人は見たことがあると思いますが、雪の降らない地域では見られることはないでしょう。

答えです。

「氷柱」と書いて「つらら」と読みます。

冬期間、雪の多い北海道では屋根にたくさんの雪がたまります。たまった雪の処理に手間をかけなくてもよいように無落雪屋根というものがあります。この屋根だと雪が道路に落ちてくることはありませんし、屋根から雪を下ろす作業も必要ではありません。

しかし、無落雪屋根ではなく三角屋根の住宅もあります。三角屋根の住宅では、融けた雪が軒先まで流れてきて軒先で凍ります。軒先にできた氷はだんだんと太く長くなっていきます。それはまるで長いローソクのように見えます。これが「つらら」です。

「霰」は何と読むでしょう。

「霰」は雲から降ってくる直径が5ミリメートル未満の氷の粒です。この氷の粒が5ミリメートル以上の大きさになると「ひょう」になります。

答えです。

「霰」と書いて「あられ」と読みます。

「皸」は何と読むでしょう。

「皸」空や雲から降ってくることはありません。冬になると、指先やかかとがにひびが入って避けてしまうことがあります。これを「皸」と言います。

答えです。

「皸」と書いて「あかぎれ」と読みます。

あかぎれ」になっている指先などを見ると本当に痛々しいですね。

「かじかむ、つららあられあかぎれ」という言葉は、一度は会話の中で聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし、ひらがなではわかっても、漢字になるとなかなかわからないものですね。

漢字の中には読み方が全く分からないものがたくさんあります。それが苗字の読み方となるとなおさらです。この意味不明な漢字なんて読む?この漢字、苗字らしいぜ! に出てくる苗字を全部読むことができますか。



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