■「来年はデビュー25周年。また会いましょう!(TERU

【画像】GLAYの20数年間が詰まったライブ

11月27日、東京・Zepp DiverCityよりスタートした、GLAY mobile会員サイト発足10周年を記念したツアー『GLAY MOBILE Presents 10th Anniv. Tour「平成最後のGLAYChristmas 2018SURVIVAL〜」』が、12月23日、地元・北海道のZepp Sapporoにてファイナル公演を迎えた。
ツアータイトルにも入っているChristmasにちなんで、サンタの帽子をかぶってメンバーの登場を待つファンがいたりと、賑やかなムードが漂うZepp Sappro。会場が暗転すると『GLAY EXPO ’99 SURVIVAL』で当時使用されていたSEが、実際の会場から発せられていた歓声を含んだバージョンとしてスピーカーから流れた。

今回のツアーはタイトルにも『〜SURVIVAL〜』のワードが。当時の思い出話や、演出などがライブの所々に散りばめられ、実際にあのライブを体験したファンも、映像でしか観たことのないファンにもうれしい演出となった。

ライブの1曲目は、当時のアンコール一発目に演奏された「I’m yours」。スピード感のあるナンバーで、ステージ後ろにあるモニターからは、サウンドに合わせてデジタルな雰囲気を出した映像演出がなされ、会場を盛り上げた。TERUが「ファイナル、暴れ倒していこうぜ!」と合図を送ると、当時のツアータイトルにもなっており、GLAYを代表する1曲でもある「サバイバル」を披露。

MCTERUは「今回のライブは本当に内容が濃い! 92年の曲もあれば、今年、そして来年リリースするかもしれない曲など、20数年間が詰まった内容になってる」とコメント。GLAYの軌跡を追うことができる、非常に濃度の高いセットリストになっており、今年の11月にリリースした56thシングル収録の「愁いのPrisoner」「YOUR SONG」や、こちらも代表曲である「ここではない、どこかへ」など、新旧織り交ぜたナンバーで冬の札幌を熱くした。

ライブ中盤ではGLAYが持つクリスマスナンバー「Time for Christmas」を披露。平成最後のクリスマスを、ひと足早く会場でファンと祝った。そして「2019年を笑顔で会うために、2018年最後はこの曲で!」とTERUが叫び、本編最後は最近のライブではラストを飾ることの多い「XYZ」。この曲は、『Red Bull Air Race Chiba 2017』のテーマ曲でもあり、まさに音速のジェット機を思わせる、スピード感溢れたロックナンバー。会場は大合唱となり、熱気に包まれながら本編は終わりを告げた。

しかし熱気は収まらず、鳴り止まないアンコールが会場から沸き起こる。それに応え、メンバーも早々にステージに舞い戻り、「LADY CLOSE」と90年代初期のナンバーを披露。当時のGLAYが放っていた荒々しさや、勢いなどを感じ取れるエッジーな楽曲である。そしてその次は「Flowers Gone」とCDリリースされていないナンバーを披露。こちらも90年代初期にGLAYライブハウスなどで披露していた楽曲だ。レスポールで骨太サウンドを奏でる印象の強いTAKUROが、赤いフェンダーを手に高速カッティングで畳み掛ける、今見ると逆に新鮮さを覚えるサウンドである。なおMCでHISASHIは「この楽曲は今レコーディング中!」と語り、時を経て音源として世に出るのも近いとのことである。

ライブ最後は超アッパーソング「BURST」。この楽曲は99年の20万人ライブでも、アンコールラストに披露したナンバーだ。しかも驚くことに、楽曲途中でTERUアコースティックギターを持ち、自身のメジャーデビュー曲「RAIN」を歌う演出も。この演出も当時のアンコールで魅せたものと同じであり、伝説の風景を思い出したかのように会場からは歓声が起きた。TERUが歌い上げると、HISASHIのギターリフと共に「RAIN」のパンクバージョンがスタート。こちらも当時と同じ演出であり、たたみ掛けるGLAYサウンドが、会場のボルテージをこの日いちばんのピークに引き上げた。

最後にTERUは「来年はデビュー25周年。また会いましょう! そのときまで、行ってきます!」と叫びステージをあとにし、mobile会員10周年記念ライブは幕を降ろした。

来年はデビュー25周年を迎えるGLAY。一度も足を止めることなく歩んできた、日本を代表するロックバンドは、充電期間などなく、つねにフルスロットルで動き続けていることを、今回のライブからも感じ取ることができたのはないだろうか。12月25日、26日には、リーダーのTAKUROが横浜のモーションブルーでソロインストライブを実施。その活発さにも驚かされる。

平成の始まりにデビューしたGLAY。来年には終わる平成であるが、彼らはその先を見つめながら、どこまでも走って行く。

セットリスト
M1. I’m yours
M2. everKrack
M3. サバイバル
M4. summer FM
M5. 愁いのPrisoner
M6. YOUR SONG
M7. INNOCENCE
M8. Time for Christmas
M9. Lock on you
M 10. Prize
M 11. The light of my life
M 12. ここではない、どこかへ
M 13. More than Love
M 14. KISSIN’ NOISE
M 15. Ruby’s Blanket
M 16. XYZ
En 1. LADY CLOSE
En2. Flowers Gone
En3. BURST〜RAIN〜BURST

リリース情報
2018.11.14 ON SALE
SINGLE「愁いのPrisoner/YOUR SONG

2019.03.05 ON SALE
Blu-ray&DVDGLAY x HOKKAIDO 150 GLORIOUS MILLION DOLLAR NIGHT Vol.3』

ライブ情報
GLAY TAKURO Solo Project 3rd Tour“Journey without a map 2019”
03/14(木)福岡・Zepp Fukuoka
03/16(土)広島・BLUE LIVE HIROSHIMA
03/18(月)大阪・Zepp Namba
03/20(水)愛知・Zepp Nagoya
03/22(金)新潟・新潟LOTS
03/26(火)東京・Zepp Tokyo
03/29(金)宮城・SENDAI GIGS
03/31(日)北海道・函館・金森ホール(1st Stage)
03/31(日)北海道・函館・金森ホール(2nd Stage)

GLAY 56thシングル「愁いのPrisoner/YOUR SONG」発売記念無料配信ライブ配信URL
https://music.yahoo.co.jp/artist/glay/

「愁いのPrisoner/YOUR SONG」発売記念無料配信ライブ記念スペシャルキャンペーンサイト
https://toku.yahoo.co.jp/glay201811/

GLAY OFFICIAL WEBSITE
http://www.glay.co.jp/
(M-ON! MUSIC NEWS)
掲載:M-ON! Press