▽今年のこのコラムもこれが最後。2018年、いろいろあったけど、いい年でした?

▽日本代表は乱高下。3月のテストマッチでワールドカップに出場できないマリとウクライナに1分1敗。これはかなりヤバイってところでヴァイッド・ハリルホジッチ監督が解任されて西野朗新監督へ。

▽で、西野監督はガーナ0-2、続くスイスにも0-2。ところが大会直前のパラグアイ戦で4-2と勝つと、ワールドカップでベスト16に進出しちゃうという大躍進。で、ワールドカップ後に就任した森保一監督は北海道大地震で初戦がなくなっちゃったけど、そこから負けなし。え? 日本ってこんなに強かったんだっけ? って。

▽で、Jリーグを振り返ってみると、これがまぁ大混戦。でも最終的には優勝争いが川崎と広島だけに絞られて、しかも2節を残して優勝が決定しちゃったってことは、これは優勝争いに絡まなきゃいけないチームが調子を崩したってことでしょう? 浦和もG大阪も監督を交代させたし、ACLに出てたのに柏は結局降格しちゃったし。残留争いにたくさんのチームが絡んだってことは、他のチームもみんなダメダメだったんじゃないの? アンドレス・イニエスタがやってきて、これからもビッグネームが続々と来そうで幸せな話題も続くと思うけど、でも忘れちゃダメだと思うんだよね〜。

▽では、そんな今年の日本のサッカーをもっとも表したチームは……川崎、じゃなくて広島じゃないの? そんな広島の月ごとの成績(公式戦)って、

・02月 1勝0分0敗
・03月 5勝1分0敗
・04月 5勝1分2敗
・05月 3勝0分3敗
・06月 1勝0分0敗
・07月 1勝1分1敗
・08月 4勝2分1敗
・09月 1勝1分3敗
・10月 0勝0分2敗
・11月 0勝0分3敗
・12月 0勝1分0敗

と、明暗がハッキリ分かれてるんですな。

▽さて来年はどんな年になるでしょ? できればみんないい調子でいてほしいものですな。特に1月からスタートする日本代表が、乱高下しなければいいんですけど。あ、森保監督は広島時代、安定してたからあの調子で……


【倉井史也】 試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。
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