12月29日(土)に、今季現役復帰を果たしたフィギュアスケート高橋大輔選手に密着したドキュメンタリー「新・誰も知らない高橋大輔」(朝10:55-11:50、カンテレ)が放送される。

【写真を見る】12年間追い続けたカメラの前で見せる高橋大輔の笑顔

■ 独自取材で分かった高橋大輔の素顔

2006年から高橋選手の取材を続けるカンテレは、2014年4月に「誰も知らない高橋大輔」を放送している。今回、4年をへて、引退から現役復帰を果たした高橋選手を追いかけた。全日本フィギュアスケート選手権の裏側、そして試合直後の単独インタビューなどの“独自取材”による高橋選手の素顔や本音を映し出す。

バンクーバー五輪で銅メダルを獲得した高橋選手の最初の現役生活は、「勝って当たり前」と思われる日々。プレッシャーを抱え、傷ついた身体と戦いながらソチ五輪まで滑り続けたものの、2014年に引退を決意した。

それから4年「目標は全日本選手権の最終グループに残ること」と、高橋選手は再び氷上に戻ってきた。若い選手たちが成長し、4回転ジャンプが当たり前になったフィギュアスケートの新時代。32歳という年齢で復帰を決めたのは「自分のため」だという。

カンテレは全日本選手権に挑む高橋選手に完全密着。試合直後、さらに試合後の打ち上げにも同席し、高橋選手の心境をカメラに収めた。

■ 現役復帰した高橋選手が見た「全日本選手権」とは

高橋選手は「ショートを終えて、フリーの前、すっごい緊張したんです。いやぁちょっと悔しかったです。やっちまったなぁ。本当はもうちょっとできるんだけどな…」と、自身の演技を振り返る。今回の現役復帰にあたり、実は「4回転ジャンプの成功」にこだわっていた高橋選手。公式練習の初日に4回転ジャンプが成功したことが、とてもうれしかったと話し、「できるようになったぞ! というのを、皆さんの目の前で見せたかったので。一番気合をいれて挑んだのが公式練習かもしれないです」とはじける笑顔を見せた。

12年もの間、高橋選手を追い続ける居川大輔ディレクター(カンテレ、スポーツ局スポーツ部)は「高橋大輔選手のカッコ良さ、優しさにはいつも敬意を抱いていますが、氷の上に立つと彼は、顔つきが変わります。今回の近畿選手権や西日本選手権では、試合当日でも、カメラに笑顔を見せてくれました。ただ…全日本選手権だけは、やはり違いました」と至近距離で感じた高橋選手の素顔に目を見張った。

“目標”としていた全日本選手権で“準優勝”という結果を残した高橋選手。「自分のスケートを取り戻したい」という理由で現役復帰した彼が「これからのスケート人生をどうしていくのか」についてを語る独占インタビューも。果たして、何を語るのか。(ザテレビジョン

12月29日(土)に放送される「新・誰も知らない高橋大輔」で、インタビューに答える高橋大輔選手