俳優の滝沢秀明が、バラエティー番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』の年末特番『中居正広のキンスマスペシャル』(TBS系12月28日21時)に出演。年内で芸能界の表舞台から引退する滝沢は、今井翼とのデュオ「タッキー&翼」の解散と引退に至った真相や封印してきた極貧の少年時代を明かす。

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 滝沢は「自分の中で封印していた時代」という極貧の幼少時代を初めて告白。3人兄弟の末っ子として生まれた滝沢は、幼少の頃から「父親からは子どもながらにわかりやすい愛情を受けた記憶はない」と振り返る。幼稚園の時に両親が離婚し、父が家を出て行ってからは、生活が一変、極貧生活になった。鉛筆、消しゴムすら満足に買えない。食べるものがなく、帰りの遅い母を待つ間、兄弟で1つのお菓子を分け合って食事代わりにした日々も。一刻も早くこの生活から抜け出すため、ジャニーズ事務所のオーディションに応募。その選考会場で出会ったのが、社長のジャニー喜多川氏と、後に長年の相棒となる今井翼だった。

 滝沢はジャニー氏について、「小さい頃に学ばなきゃいけないことを1から教えてくれた人。どこかで“オヤジ”っていうのはこういう存在なのかな」と感じるようになったという。ジャニー氏からは、演出から生活の規律まで、さまざまなことを学んだ。思春期になると、時には自らの怒りの矛先をジャニー氏に向けることもあったが、いつも優しく受け止めてくれたという。

 滝沢はまた、秋に引退を発表した際に中居と交わしたやりとりについても明かす。発表後、一番最初に連絡をくれたのが中居だったという。「(中居くんの)言葉が重くて、重いけどやらなければいけないとハッとなった…。だから僕のこの出演は、中居くんがくれた花道だと思っています」と語る滝沢。中居はスタジオで、引退していく後輩・滝沢に対し、自らの境遇を重ねつつ言葉を贈る。

 さらに番組では、松本潤山下智久生田斗真北山宏光Kis‐My‐Ft2)や、滝沢の母が語ってくれた証言も交え、滝沢の極貧時代、ジュニア時代、そして世間を驚かせた決断に関して掘り下げていく。

 『中居正広のキンスマスペシャル』は、TBS系にて今夜12月28日21時放送。

『中居正広のキンスマスペシャル』に出演する(左から)中居正広、滝沢秀明(C)TBS