マイケル・ジャクソンのBAD25周年最新プロジェクトとして、長編ドキュメンタリー作品「BAD25」の特別編集版番組、「マイケル・ジャクソン BADのすべて」が、2012年12月28日(金)夜24時25分~26時04分(99分)に、NHK総合にて放送する。なお、本作品が放送される12月28日は、1988年に、マイケルがBADジャパン・ツアー全23公演を終えて日本を発ったメモリアル・デーとなっている。
「BAD25」は、数々の受賞に輝く、世界的に著名な映画監督スパイク・リーによる長編ドキュメンタリー(総尺は131分で、この度放送が決定したのは63分の “特別編集版”)。同作品は、KING OF POP=マイケル・ジャクソンの代表作となった、25年前のアルバム「BAD」や、そこから発表された数々のショート・フィルム制作の舞台裏、そしてそこに注ぎこまれたマイケルのクリエイティヴなヴィジョンの数々に新鮮な切り口で迫った画期的な作品となっており、2013年1月10日に発表される第85回アカデミー賞ドキュメンタリー部門へのノミネートも期待されている。
アカデミー賞ノミネート経験を持ち、自身も熱心なマイケル・ファンであるスパイク・リー監督は、マイケル・ジャクソン・エステートとレガシー/エピック・レコード(米SME)の協力のもと、アルバム 「BAD」 とショート・フィルムの制作、そしてBADワールド・ツアー実現に至るまでのマイケルの様子を捉えた映像素材を、エステートのアーカイヴの中から徹底的に調査。数々の貴重な未発表映像を探し出し、当時のマイケルを突き動かしていたクリエイティヴィティーを全編に映し出す事に成功している。
「BAD25」は、マイケルのアルバム「BAD」及びツアーの舞台裏を深く描いた初の映像プロジェクトであり、マイケルの代表作となったこのアルバム、あらゆる新記録を打ち立てたワールド・ツアー、そして音楽史を塗り替えた画期的なショート・フィルム群の誕生から25周年を記念して制作されたもの。
ドキュメンタリーには、マイケルの数々の貴重な未発表映像に加え、スパイク・リー監督自らが行った、マイケルの腹心といえるスタッフ、エンジニア、コリオグラファー、ミュージシャン、アーティスト、その他関係者へのインタビューが数多くフィーチャーされており、マイケルと共に「BAD」の映像制作に関わったアカデミー賞受賞映画監督マーティン・スコセッシやジョー・ピトカなども登場。音楽アーティストによる最もビビッドでクリエイティヴなストーリーテリング作品として、今日も活き活きと輝きを放ち続けるショート・フィルムの秘密にも迫る。
ファンにとっては、クリエイティヴに没頭するマイケルの未公開の姿を初めて目にする事が出来る他、「スムーズ・クリミナル」で歌われる“アニー”とは誰?といった疑問や、「BAD」でなぜマイケルが「Come On!」を「シャモン」と発音しているのかなど、沢山のトリビア的な発見も出来る貴重な作品となった。
音楽史を永遠に塗り替えてしまったマイケル・ジャクソンの未公開の姿が明らかになる、スパイク・リー監督の 「BAD25」。スパイク・リーによるドキュメンタリー作品としては、“When The Leeves Broke:A Requiem In Four Acts”(ピーボデイ賞、エミー賞受賞)、その続編となる “If God Is Willing And Da Greek Don't Rise”、“Kobe Doin' Work”、”4 Little Girls”(アカデミー賞ノミネート)などがあり、マイケル・ジャクソン作品では “They Don't Care About Us(1996)”のショート・フィルム2本と、“This Is It-Tribute(2009)” ショート・フィルムの監督も務めている。
スパイク・リー監督コメント
我々はあまりに長い間、マイケルの音楽とは関係ない部分にばかり着目してきました。今こそ、改めてマイケルの音楽と彼の才能に注目すべき時。この 「BAD25」 がTV放映される日は特別な1日になりますよ。全国の家族がマイケル・ジャクソンの天才ぶりをお茶の間で楽しめるんですから。歴史的な作品のメイキングを皆さんに届けてくれる放送局に大感謝です。シャモン!
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■BAD25日本公式サイト:www.sonymusic.co.jp/MJ
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