東京ヴェルディは29日、期限付き移籍で加入していたMF奈良輪雄太(31)を湘南ベルマーレから完全移籍で加入したことを発表した。

横浜F・マリノスの下部組織出身の奈良輪は筑波大学卒業後、2009年から4年間、JFLSAGAWA SHIGA FCプレー。2013年に横浜FMに加入するも、満足のいく出場機会が得らず2016年に湘南ベルマーレに完全移籍で加入した。

▽2016年にはJ1リーグで19試合に出場したものの、チームはJ2に降格。昨年はリーグ戦25試合に出場し1ゴールを挙げた。

▽そして、今季は東京Vに期限付き移籍。明治安田生命J2リーグで全試合に出場し2ゴールを記録するなど、J1参入プレーオフ決勝進出に大きく貢献した。

▽チームの主力に成長した奈良輪は東京Vへの完全移籍を決意。東京Vと、2年過ごした湘南の公式サイトを通じて以下のようにコメントした。

東京ヴェルディ
「2019年も東京ヴェルディプレーすることになりました。リーグ戦はもちろんのこと、プレーオフでの大宮戦と横浜FC戦でサポーターの皆さんが作り上げたスタジアムの雰囲気や選手一人ひとりの顔を、今でもハッキリと覚えています。チームとしても個人としても、まだまだのびしろがあると思い、ここでプレーすることに決めました。敢えて口に出さなくても、サポーターの皆さんと目標は同じだと思います。2019年もともに戦いましょう」

湘南ベルマーレ
「2019年は完全移籍で東京ヴェルディプレーすることになりました。2018年は違うチームでプレーしていましたが、ベルマーレのすべての試合を観ていました。来年もベルマーレがJ1でプレーすることを、そしてルヴァンカップでの優勝を心から嬉しく思っています。ベルマーレで過ごした2年間で選手皆と切磋琢磨した経験が、今でも自分の糧になっています。チームは離れますが、同じサッカー人としてピッチで会えるように僕も頑張ります」