▽日本代表は29日、来年1月5日(土)から2月1日(金)にかけて行われるAFCアジアカップUAE2019に向け、千葉県内で流通経済大学サッカー部との練習試合を実施した。

▽試合終了後、DF槙野智章(浦和レッズ)がメディア陣による取材に応対。CBのポジション争いが激化している中でも、全員が同じ方向を向くことが重要だと語った。

◆DF槙野智章(浦和レッズ)
──コンディションにバラつきがある中で意識していることは?
「今日はチームとしてというよりも、一人一人のコンディションを上げるということがテーマだと監督から言われていました。即席チームということで難しい部分はありますけども、実戦から離れていた選手も多かったし、海外組の選手は試合をしていたというのもありますけど、一人一人コンディションにバラつきがありました。なので、とにかくしっかりと年内最後のゲームとして良い形で終えたいということは割と意識していました。ミスがある中でもしっかりと勝ち切ることと、しっかりと自分が今できる最大限のパフォーマンスを出すということは求められましたので、それは出来たかなと思います」

──コンディションの面はやはり自分自身まだまだといった感じか
「いやあ、まだまだですね、やっぱり。個人的には天皇杯決勝から3週間くらい実戦から離れていますので。ですので、1月に入ってからしっかりと向こう行ってグッと上げなければいけません。まだ時間はありますので、何よりもケガしないことが大事かなと思ってます」

──試合の中では他の選手も含め身体が重い印象を受けたが
「そうですね。選手としてやっている以上、一日でも休めばボールタッチだったり色んな感覚が鈍ってしまうので、少し実戦から離れてしまうとというのはあります。ただその中でも皆やるべきことはしっかりとやっています。初戦までにコンディションをもう少し上げていかないといけないとは思っています」

──アジア杯経験者として、メンタル面もフィジカル面も含めてこれからどうチームを鼓舞していくか
「経験者として下の世代の選手たちに伝えていくことというのは、プレーもそうですし口でも説明していかないといけないと思ってます。まあ、経験があると言っても下の選手たちから学ぶ部分は多いですし、このチームは下と真ん中と上が良い関係を築けていますので、お互い色んな世代をまたいで刺激し合えてます。なので、先頭に立つのは大事なことですが、そこら辺は上の選手といってもしっかりとプレーで示していかなければと思っています」

──CBのポジション争いはし烈だが、どのようなモチベーションで挑むか
総力戦だと思っています。自分が出る出ないにせよチームで良い結果を出すためには、今回選ばれている23人がいかにまとまって最後まで戦えるかということが大事だと思います。ワールドカップを経験した選手も居る中で、チームの長い合宿の中で温度差が生まれないようにしないといけないと思っています。後は全員が同じ目標を持って最後まで戦うことが大事だと思っていますので。そういう意味では出る選手、出ない選手の中でもしっかりと伝えていくことが僕の役目だと思っていますので、しっかりまとめ上げたいなと思っています」

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