1000年にわたって日本の首都であった「京都」には、歴史的な建造物風情が数多く残されています。京都そして、日本各地にはこの京都に似た古い町並みや風情をもつ街が数多くあります。それらの街は「小京都」と呼ばれ、本場京都におとらない魅力を持った街なのです。

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そしてこの度、ランキングサイト「ランキングー!」が10~60代の男女1万2389人を対象に「行ってみたい『小京都』観光ランキング<中部・近畿編>」を発表しました。これは中部・近畿エリアに絞り、京都府を除いたランキングTOP10です。

今回はこのランキングの中から、TOP5までの小京都をご紹介いたします。

第5位 出石(兵庫県)

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第5位には兵庫県の「出石(いずし)」がランクインしました。出石は兵庫県豊岡市にある地区で、かつての出石城の城下町でした。整備された町割が碁盤の目状であることなどから、「但馬の小京都」と呼ばれており、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。

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出石は小京都として有名であるとともに、出石そばの産地としても有名です。出石そばの特色は、1人前が5皿で提供されることです。出石には小京都の風情を味わいたい観光客とともに、全国からそば好きが訪れるそばの名所でもあるのです。

第4位 高岡(富山県)

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4位には富山県の「高岡」がランクインしました。富山県高岡市富山市に次ぐ富山県第2の都市で、歴史も古く加賀藩主前田利長が築いた高岡城の城下町として発展しました。京都に似た風情や万葉集にも詠まれた自然が楽しめる「越中の小京都」と呼ばれています。

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高岡は奈良・鎌倉と並ぶ日本三大仏のひとつ「高岡大仏」があることでも有名です。これは、高岡市の大佛寺にある銅造阿弥陀如来坐像で、全体の高さは約16mにもなります。台座の内部には回廊があり地獄絵などが展示されていて、高岡に来たら必ず訪れたいスポットです。