外国人観光客に大人気のサクラホテル。池袋、浅草、神保町、幡が谷、千駄木の5店舗を展開し、人気旅行サイトのトリップアドバイザーでは東京都の人気ナンバーワンに輝くなど、海外で最も有名なホテルのひとつです。

 リーブナブルで使い勝手が良いと評判のサクラホテルには、併設するサクラカフェがあって、宿泊者以外の利用も可能。世界各地のローカルフードや60種類以上のビールなど、都内にいながらにして異国情緒にたっぷり浸れるの魅惑のスポットです。

 メニューの幅広さは“東京一”と言っても過言じゃないほど、さまざまな世界中の料理が食べられるんです。タイやトルコフィリピンメキシコオーストリアスイス、珍しいところではアフリカガボン共和国まで、世界の料理がずらり。どれを食べるか迷ったら、まずは世界のランチにトライしてみましょう!

隔週でメニューが変わる一押し「世界のランチ」

「世界のランチ」の一品「ビゴス Fromポーランド」780円
「世界のランチ」の一品「ビゴス Fromポーランド」780円

 サクラカフェのランチは、定番の「日替わりパスタランチセット」(680円)、「和風インドカレー」(680円)、そして今回紹介する注目「世界のランチ」など価格もリーズナブル。どれもオススメですが、この「世界のランチ」、その国の充実度といったら、それはもう幅広い! タイや韓国などはもちろん、ドイツの家庭料理やブータンマリ共和国など、料理そのものをあまり知らないものまであるという、すごいラインナップなのです。

 こちらの料理はホーランドから。「ビゴス」という料理でポーランドの国民食。ザワークラウトソーセージベーコン、鶏肉、マッシュルーム、トマトなどを加えた煮込料理で、酸味を好むロシアなど東ヨーロッパ料理の特徴を受け継いでいます。生野菜サラダ「フルスカ」、コーヒーまたは紅茶付き。

「世界のランチ」の一品「チキンニハリ&チャナマサラ」 Fromパキスタン780円
「世界のランチ」の一品「チキンニハリ&チャナマサラ」 Fromパキスタン780円

 こちらも「世界のランチ」で提供された過去の一品。パキスタン料理のイスラムスパイスシチューひよこ豆のカレーです。ご飯の右側には、ニハリというイスラム教徒の伝統的な料理。現地では一晩かけて調理して日の出の朝食に食べると言われている、手間ひまのかかる料理なのだとか。パキスタンではマトンビーフを使用することが多いですが、日本人にも食べやすいようお肉はチキンで提供されていました。

インターナショナルそばで有名な「よもだカレー」もランチで

「よもだカレー」680円
「よもだカレー」680円

 さらにランチタイム(11:30~15:00)限定で、本格インドカレーをそばに合わせたことで有名な「日本橋よもだそば」の人気メニューのカレーを使った「よもだカレー」も食べられます。「よもだそば」特製のそばつゆを配合した、まろやかなでコクがあるおいしい一品で、こちらも人気。

絶品のロングセラー「サバサンド」

「バルック・エキメッキ」980円
「バルック・エキメッキ」980円

 通常メニューでもおいしい世界の料理がたくさん。『サクラカフェ』でぜひ食べて欲しいのが「サバサンド」。トルコの屋台では定番中の定番の人気料理です。大きなサバとトマト多めのサンドイッチは、程よい塩味にレモンをギュっと絞っていただく、爽やかな酸味が美味。こちらのサバサンドは、焼きではなくカリッと揚げているので、サバ特有に臭みは全くないのでオススメです。サバサンドはサクラカフェのロングセラーでいちばん人気。ぜひ一度トライしてみて。

東北牧場の卵を使ったふたつのプリン

「青玉プリン」450円と「赤玉プリン」400円
「青玉プリン」450円と「赤玉プリン」400円

 サクラカフェでは、デザートも充実。ココナッツマカデミアナッツのダブルナッツソースがたっぷりかかったハワイアンパンケーキや、シンガポールココナッツと卵で作る「カヤジャム」を使ったパンケーキなど、カフェタイムも楽しいデザートがたくさん。看板メニューは、「東北牧場」の卵を使った残留農薬ゼロの卵を使った青玉・赤玉プリン。卵、ハチミツ、牛乳だけで作ったこだわりプリンです。

 カフェはいつも外国人観光客でいっぱいで、異国情緒たっぷり。その雰囲気の良さも人気の秘訣です。初めて出合う料理はもちろん、中には初めて聞く国まであって、メニューを見ているだけでも楽しいカフェ。これだけ一同に世界の料理が楽しめるのは『サクラカフェ』ならでは。全メニューを制覇してみたい、そんな気持ちにさせる楽しいカフェです。

●SHOP INFO

サクラカフェ 外観

店名:サクラカフェ

住:東京都豊島区池袋2-39-10サクラホテル池袋別館1F
TEL:03-3971-2237
営:24時間営業
休:なし

●著者プロフィール

矢巻美穂

国内、海外の旅行雑誌を中心に活動するカメラマン。趣味は温泉めぐりと食べ歩き。座右の銘は「美味しいものは産地で食べるに限る」。旬の美味しいものをその産地で食べることに興味津々。著書に「トレッキングとポップな街歩きネパールへ」「とっておき! 南台湾旅事情故事」「台北ナビが教えてくれる本当においしい台湾」「初めまして、東台湾。」がある。

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