鮭やマスのすじこといえば、醤油や塩漬けにしたものがスーパーで普通に売られているほど、ご飯のおともとしてド定番。日本全国で食べられている食材だが、筋子を日本一食べる県と言われているのが、本州最北端の青森県だ。

 

■太宰治も好きだった? すじこ納豆

そんな青森県はすじこを具にした寿司『すじこ巻き』や『すじこ茶漬け』などさまざまなすじこ料理があり、その中でも納豆とすじこを合わせた『すじこ納豆』は、ファンが多い。

あの日本を代表する文豪・太宰治も『人間失格』ですじこ納豆を連想させる一文を書いているのだが、その作り方は非常に簡単である。

 

■作り方は簡単

用意するものは納豆と筋子だけで、基本的にはお好みの分量で混ぜればいいだけ。もちろん薬味も好きなように入れてOKだ。

記者の好みとしては、醤油漬けのすじこと納豆を同量混ぜるだけのシンプルなスタイルが一番。

■おかわりが止まらない

気になる味は、すじこの強烈な旨味が納豆のネバネバでさらに感じられるようになり、その旨味をまとったふんわり柔らかな納豆の食感が米を最高においしくしてくれる。

納豆単品よりも1食の単価はかなり上がってしまうが、この組み合わせはまさに青森で生涯を終えたという説があるキリストが与えた、神の味と言っても過言ではないウマさだ。

 

■すじこ納豆の歌も

ちなみに、すじこ納豆の普及に努める日本筋子納豆協会は『すじこ納豆の歌』まで作ってしまうほどすじこ納豆愛が強い。

青森県だけで食べられているのは惜しいほど激ウマなすじこ納豆、納豆好きはぜひ1度作ってみよう。

・合わせて読みたい→1000円あればお腹いっぱい!ユニークなネタが魅力「立喰 美登利」を堪能

(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男

筋子王国・青森県民も絶賛! 『すじこ納豆』がウマすぎておかわりが止まらない