オリンピックを控え、日本では宿泊施設がより必要とされている。カプセルホテルも増加しているようだが、中国メディアの今日頭条は12月29日、日本でカプセルホテルを初体験したという中国人旅行者の体験を紹介する記事を掲載した。

 この中国人筆者は、フォトコンテストの景品で日本旅行が当たり、思いがけず日本を訪問することになったそうだ。航空チケットとビザ代が支給され、初めての日本旅行に来ることになったものの、ツアーではなく個人旅行だったため、宿泊先も旅行のスケジュールも自分で考えなければならず不安だったという。

 しかし、中国にはあまり普及していないカプセルホテルに泊まるという貴重な体験ができたという。筆者は、得意の写真を掲載しながら中国人読者に紹介している。1泊目に泊まったという銀座のカプセルホテルは、「ただ横になって寝るだけの場所だった」と紹介。写真を見ると上下で部屋が分かれていて入り口はカーテンで目隠しになっている一般的なタイプカプセルホテルだが、おしゃれな雰囲気だ。筆者はまた、男女のフロアが分かれており、きれいな装飾品もあり、部屋は狭かったものの公共の空間はなかなか居心地が良かったと振り返っている。

 2泊目は箱根で別のカプセルホテルを体験したという筆者。温泉で有名な観光地のため、どのホテルも高く、安さからカプセルホテルを選んだそうだ。ここは銀座のホテルよりも空間にゆとりがあり、写真で見ると木の温もりと間接照明を利用したおしゃれな内装のホテルだが、唯一の難点は男女が分かれていないことだったと振り返っている。

 記事に対するコメントを見ると、やはり狭さが息苦しく感じるのか、「お金があればカプセルホテルには泊まりたくない」、「いびきがうるさそう」という意見や、「荷物が盗まれそう」と真っ先に泥棒の心配をする人もいたが、カバンを脇に置いただけですぐに盗まれてしまう中国からすれば、入り口がカーテンのホテルなど安心して眠れないということなのだろう。

 中国でも日本を模倣してカプセルホテルがあるものの、日本のように普及はしておらず、経営もなかなかうまくいっていないようである。中国でカプセルホテルが受け入れられるようになるにはまだ時間がかかるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

思いがけず日本を訪問することになった中国人、カプセルホテル宿泊で「貴重な体験」=中国