柏レイソルは7日、V・ファーレン長崎のDF田上大地(25)、京都サンガF.C.のDF染谷悠太(32)の完全移籍加入が内定したことを発表した。なお、両選手ともメディカルチェック後に正式契約を結ぶ。

田上千葉県出身で、流通経済大学柏高校から流通経済大学を経て2016年に長崎へ入団。昨シーズンは自身初のJ1挑戦で27試合に出場し3得点、YBCルヴァンカップで2試合、天皇杯で2試合に出場していた。

染谷東京都出身で、FC東京の下部組織出身。流通経済大学を経て、2009年に京都へ入団。2014年、2015年はセレッソ大阪プレーしたが、2016年から再び京都でプレーしていた。昨シーズンはJ2で40試合に出場し1得点を記録していた。両選手はそれぞれのクラブを通じてコメントしている。

◆DF田上大地
柏レイソル
「このたび、V・ファーレン長崎から移籍してきました田上 大地です。『大地』って呼んでください!今回、プロとして千葉に帰って来ることができて、とても嬉しい気持ちでいっぱいですが、それ以上に強い覚悟を持って決断した移籍です。自分がどんなプレーヤーかはピッチ上で示していきたいと思います」

「とにかく熱い気持ちでみなさんと一緒に戦い、柏ファミリー全員が一丸となって、1年でJ1へ復帰しましょう!熱いご声援よろしくお願いします」

V・ファーレン長崎
「まず、皆さまに直接お伝えできないことを心苦しく思います。長崎では、色々な経験をさせてもらいました。1年目は試合になかなか出れず、苦しい時期を過ごしました。2年目はV・ファーレン長崎、そして長崎県民が一体となって掴んだ初のJ1昇格。3年目は1年でのJ2降格。正直、こんな激動な3年間を過ごすとは思っていませんでした」

「初めて長崎に着いたときの不安を今でも鮮明に覚えています。でも住んでみると、ご飯は美味しい、人は良いし、海は綺麗。そんな長崎が本当に大好きになりました。こんなにも長崎を離れることが嫌になるなんて思ってもいませんでした」

「今回地元千葉のJ2柏レイソルからオファーをもらい、本当に悩みました。葛藤しました。今まで、高校大学、そして長崎と厳しい環境に飛び込み、1日1日全力で取り組み、それが少しずつ結果として現れていきました。今回の決断も、新しい環境で、より激しいポジション争いをしひとりのサッカー選手として成長するためにした決断です。長崎で過ごした3年間を武器に、柏で勝負したいと思います」

V・ファーレン長崎は、これからもっともっと明るい未来へと繋がっていくと確信しています。社長を始め、スポンサー様、ファン、サポーターの皆様と共に明るい未来に向けて一緒に歩んで行くことはできませんが、これからは大好きなチームのひとつとして、応援しています。3年間本当にお世話になりました」

◆DF染谷悠太
柏レイソル
「はじめまして、京都サンガF.C.から加入します染谷 悠太です。柏レイソルの勝利のため、熱狂的なファン・サポーターの皆様の笑顔に貢献できるように日々努力を積み重ね、全身全霊をかけて闘いますので、宜しくお願いいたします」

京都サンガF.C.
「この度、柏レイソルに完全移籍することになりました。どんな時も支えて頂き、応援して頂いたファン・サポーターの皆さまには心から感謝の気持ちで一杯です。時に温かく、時に厳しく、頂いた声援や叱咤激励は愛情と受け止めていますし、絶対に忘れる事はありません。本当にありがとうございました