柏レイソルは7日、清水エスパルスに所属するMF村田和哉(30)の完全移籍加入決定を発表した。

野洲高校時代で日本代表MF乾貴士と同級生だった村田は大阪体育大学に進学後、2011年にセレッソ大阪入団。2013年から清水に加わった。快足を生かしたドリブルを武器にJ1リーグ通算112試合8得点。2018シーズンは明治安田生命J1リーグ7試合1得点、Jリーグカップ6試合1得点、天皇杯1試合出場の成績を残した。移籍決定を受け、両クラブの公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

柏レイソル
柏レイソルに関わる全ての皆様、はじめまして! 村田和哉です。歴史あるクラブの一員になれたことを嬉しく思います。布部GMと話をさせていただき、クラブのビジョンや熱意に心を動かされ、レイソルでプレーしたいという気持ちが芽生えました。また、ヘッドコーチの井原さんは同じ滋賀県出身で自分がプロサッカー選手を目指す一番のきっかけとなった選手でもあり、縁を感じています。自分のミッションは、J1昇格と、皆さんとレイソルをさらに魅力あるチームへと創り上げることです。レイソルのために全力を尽くしますのでどうぞよろしくお願い致します」

清水エスパルス
「このたび、私、村田和哉柏レイソルに移籍することになりました。セレッソ大阪を退団し、行く当てもなかった自分に、もう一度輝く場所を与えてくれたエスパルスには感謝してもしきれません。その時から自分はこのチームに恩返しすることだけを考え、行動してきました。サッカー王国という歴史を大切にし、そんな清水エスパルスの選手であることに誇りを持ち、ピッチ以外でも自分がエスパルスにできる全てのことはやってきたつもりです。気づけば6年、エスパルスで過ごした日々の中で残留争いやJ2降格などさまざまな経験をしましたが、自分の中で一番印象に残っているのはダービー戦でのゴールです。皆さんと喜びあったこのゴールは一生忘れないでしょう」

「日本平という素晴らしいスタジアムで、最幸のサポーターと1つになり、右サイドを駆け抜けたことは僕にとってかけがえのない思い出です。どんな時も自分に期待し、熱い応援をしてくれたサポーターがいて僕は幸せでした。正直エスパルスを離れることは考えていなかったし、エスパルス以外でプレーすることは想像していませんでした。しかし、柏レイソルからチャンスを頂き、30歳という1つの節目を迎えたこともあり、新たなドラマを創りたいという気持ちが強くなりました。チームを離れますが村田和哉夢の続きを見守り、応援していただけると嬉しいです。僕がエスパルスに注いできた情熱はきっと後輩たちが引き継いでくれることと思います。6年間本当にありがとうございました。人生最幸!!」

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