2018年12月22日にオープンした、アニメ専門劇場にして上映作品に関する展示、グッズ販売、イベントを行うことの出来るカフェ/ギャラリーを併設した複合施設「EJアニメシアター」。そのオープニングを飾った、劇場版アニメーション「花の詩女 ゴティックメード」のトークイベントが12月28日に開催されました。

永野さんの最新デザイン集「デザインズ6 クロス・ジャマー」が2019年2月9日に発売!

当日は、本作で原作・脚本・絵コンテレイアウト・原画、そして監督を務めた永野護さんと、ヒロイン・ベリンの声と主題歌を担当した川村万梨阿さんが登壇。永野さんは6年前に同劇場(当時:角川シネマ新宿)で本作が上映されたエピソードも交えつつ「6年ぶりのリバイバルで帰ってきました」と挨拶をし、「1人の作家・映画人として“映画は映画館とともに”」という想いを込めて本作を作っていたと語り、本作の作画枚数が16万枚だったことや、カイゼリンの登場シーンでは36枚のセルを重ねていたこと、音響にこだわり抜いて作っていたことなど、様々な制作秘話を明かし多くのファンを驚かせました。また川村さんも、音響・効果を担当していた坂口由洋さんがクツや服の素材にまでこだわって音作りをしていたことを懐かしそうに語ってくれました。

そして話題は映画の主役騎である「カイゼリン」の立体物に。2017年に行なわれたTOHOシネマズ上野のイベントで発表されたものからバージョンアップした、ABS成形の商品版に近いテストショットサンプルが披露され、クロムメッキの使用にこだわったことやキットとしてちゃんと立つデザインになっていることなどがボークスの開発チームの方とのトークで明かされました。発売は2019年中を目指しているということです。

この後「ファイブスター物語」の最新グッズが、デザイナーの北山友之さんが代表を務めるブランド「October Beast」とのコラボで開発中であることと、永野さんの最新デザイン集「デザインズ6 クロス・ジャマー」が2019年2月9日に発売されることが発表されファンの関心を集めました。

最後に永野さんが「みんなに支えられて何度もリバイバルされている」と、会場に詰めかけた多くのファンに語りイベントは幕を閉じました。

なお、コラボグッズや「デザインズ6 クロス・ジャマー」の最新情報などは、「月刊ニュータイプ」で掲載されていくので、ぜひチェックしてみて下さい。(WebNewtype)

「ゴティックメード」上映会に登壇した、永野護さん(左)と川村万梨阿さん