高品質で世界基準のアニメ作品を日本をはじめとして世界にも打ち出していく新アニメ枠・フジテレビ「+Ultra」。その第2弾作品として2019年1月9日より『revisions リヴィジョンズ』が放送される。前回は男子3人の鼎談をお届けしたが、今回はミロ役の小松未可子、張・露(ルウ)・シュタイナー役の高橋李依に見どころなど、たっぷりと語ってもらった。


――それぞれ、役を演じてみての感想は、いかがですか?

小松 私が演じるミロは、未来の人間であり、リヴィジョンズと呼ばれる未来人たちに対抗する組織・アーヴに所属している“バランサー”という立ち位置で、ある特殊な能力を使って、人類を脅威=リヴィジョンズから守ることが任務です。彼女は、未来に転送されてきた渋谷で、(堂嶋)大介たちを助けに来るところから、物語に関わり始めます。ミロはあまり感情を表に出さず、あくまで自分の任務に徹して大介たちと接しているので、特に最初は触れ合いがないんです。なので一見、敵か味方か、判別しづらいキャラクターなんですよ。アフレコの時も、どう受け止めるか問題になって……。何を信じて戦えばいいのか、疑心暗鬼になる場面が多くて。アフレコ現場は楽しいんですが、状況的に凄惨な物語なので、みんな心や身を削られていましたね(笑)。映像を見るとスカッとする部分もあるんですけど、ミロは重いものを背負っているキャラクターなので、気持ちに重いものを背負いながら、演じています。

高橋 私が演じさせていただいたルウちゃんは、ガイ(張・剴・シュタイナー)の双子の妹です。兄と同じく勉強もスポーツもできて、言いたいことをはっきりと言える子で、「何か悩んでることあるの?」っていうくらい第1話から気持ちいいスタートを切ってくれます。そんな子が事件によって、何が変化していくのかどうか、注目していただきたいですね。スクールカーストトップを経験させていただけたのも楽しかったです(笑)

――作品の世界観については、いかがですか?

高橋 最初のキービジュアルを見たときに「こんなにも壮大な作品なんだ」ということに、すごく鳥肌が立って。それをCGで作っていただけることで、よりリアルに世界観をお届けできるんじゃないかと思います。アニメーションとは違った奥行きになりそうなイメージですね。

小松 舞台が渋谷の半径約1キロメートルという限られた空間ですが、世界観が広大で、しかも人類の存亡をかけて戦っているという広さと狭さ(笑)

高橋 広くて狭い!

小松 エリアを集約していることで、描かれる渋谷区内の人々や警察、区を仕切っている立場の人たちも運良くいて(笑)。渋谷の行政がこの困難に立ち上がったり、そこから生まれる葛藤が面白いなと。ただ「生き延びていこう」というだけじゃなく、行政があって住民がいる、“国”の縮図になっているのが面白いポイントだと思いました。



――先の展開が読めない作品ですが、演じていて印象的だったシーンはありますか?

高橋 1話の映像は見たんですが、私たちにもいろんな解釈の仕方があって。最終話まで録り終えて、改めて1話のセリフにつながる部分があったり。

小松 しかも未来に行って単純にもとの時代に戻るのではなく、同じセリフでも意味が変わっていたり。「こうなるんじゃないの!?」って、想像しながらアフレコしていたんですけど、最終話まで行くと思っていたのとどれも違うというか……必ずしも「そっち」に行くとは限らないというか……。

−−考察が盛り上がりますね。

高橋 ラストを予想できる人がいたら、すごいです! 「こうなる」って考えられる人はなかなかいないんじゃないかな……。だから、毎回台本を読むのが楽しかったです。

小松 終盤になるにつれて「え、本当に!?」というのが結構ありましたね。

高橋 この役の方、大変だなぁって、キャストさんを思いやったり(笑)

小松 私たちの敵チームのリヴィジョンズ側の人々もキャラクターが濃くて。現実的な世界の中に、ファンタジックな部分もあって。物語がどんどんかき回される展開があり、予想してないものが来るので、続けて見ていただきたいですね。


時系列を追うのに大混乱でした(笑)

――それぞれ演じる役柄と、共通点や共感する点はありますか?

高橋 未可子さんは、私たち女性陣に話しかけてくれて、面倒を見てくれるお姉さんポジションです!男性陣に対しても、特にウッチー (内山昂輝) さんにも気さくに話しかけてて、その関係性が好きだなと。

小松 確かに、この6人の関係値は似てるかもしれない。でも私は、ミロほど重く背負っているものもないです(笑)。でも“お姉さん像”としては憧れる人物像ではありますね。私自身は男兄弟で育ったので、「こういうお姉さんがいたらな」って。実際は厳しそうですけど(笑)、でも根はすごく優しい人だと思うので、いたらいいなと思える人物像ですね。

高橋 作中でも現場でも、すごくいいお姉さんでした!

小松 ありがとう(笑)

――高橋さんとルウはいかがですか?

高橋 ルウは(公式サイトの)説明書きが少なくて(笑)シンプルで裏表が全くない子なんです。監督からも私の声が「裏の感情がある声じゃなかったから(ルウ役に選んだ)」と言っていただけました。物語では彼女なりの目線での発言を大切にしました。その言葉通りに素直に受け取ってもらえたらなと。

小松 確かに、裏がある人物ほど説明が長いのかも(笑)。でも、谷口監督の声優本人の本質とキャラクターへの当てはめ方がすごくピッタリだなって。内山くんに関しても……(笑)

高橋 大介と一緒って言われると、ちょっと複雑だと思います(笑)

小松 (笑)彼は本人ではなく、声にその質があるんだと思う。李依ちゃんは、自身がカラッとしていて、周りにいる人にもポジティブに影響を及ぼしてくれるところが、ルウっぽいなと。ルウは一番精神的にブレのないキャラクターじゃないかな? そういう意味でも、ルウを演じるにあたっても説得力がある。

高橋 本当ですか! うれしいです。ルウは1話から大介に対してはっきり言ったりするんですけど、すごく言葉の力や圧が強そうなイメージがあるので、そこは意識しました。

――演じる際に意識したことは?

高橋 ミロは設定が多いし、時系列とか大変ですよね。

小松 大混乱でした(笑)。1話の大介たちの子ども時代の回想シーンに出てきた過去のミロと、改めて渋谷が転送されてから出会った未来のミロとでは、キャラクターが結構変わっていると思うんですが、その辺りは意識して演じています。渋谷が転送されてから出会ったミロは冷たい印象というか、任務として感情を出さない、仕事人的なイメージで演じていました。そこから、彼らに影響されて、ひとりの人間として何か思うところがあり、変化していく部分は、あるのかもしれません。

高橋 ルウは先程言った通り、企みや裏の設定がなくて、こんなにストレートやらせていただいていいのかというくらいです。本当にその場で起きたことに対してリアクションして、感じたことについて発言して。話数を重ねるごとにそれぞれのキャラクター同様、ルウにも葛藤はあるんですけど、ルウらしさというか、ブレにない強い女の子という部分を楽しんでもらえたら。きっとお母さんになったら、強いです(笑)

小松 守るものができたらね(笑)

高橋 女性として、頼もしい感じの女の子です。

――妹キャラなのに、守られポジションじゃないのも、珍しいですね。

高橋 そうなんですよ。「兄に依存しており」と説明にあるんですけど、何でもできちゃう兄の後ろにいるからこそ、自分もできちゃうのが当たり前になっているんだと思います。本来、後ろに隠れるって引っ込み思案な感じで描かれがちですけど、ルウの場合、後ろからでもはっきりと言える子なので、独り立ちしたらどうなるか……いろんな方向の強さがあるなぁと思いました。


大介VSガイ!どちらが主人公にふさわしい!?

――先程から話題にも出ていますが、大介、ガイ、慶作の男子3人についての印象はいかがですか?

高橋 最初にアニメを見た方には、主人公の大介に驚かれるかもしれませんが、どうか「大介切り」というか、「うわ、これが主人公か!!」って思って見るのをやめないでください(笑)。いい奴かどうかはわからないけど、悪い奴ではないです。

小松 過去の出来事でミロから生きる道を提示されて、それを信じて生きたんですが、それが諸刃の剣というか。もうひとりの幼なじみ・マリマリ(手真輪愛鈴)に話しかけた無実のおじさんすら吹っ飛ばすような(笑)、危ういところがあり……。「仲間を守ろう」という気持ち強いんですけど、それが純粋に「守ろう」と思っているのか、「守ること」に生きがいを感じてしまっているのかでニュアンスが変わってくると思うんです。大介自身も、自問自答しますし。

高橋 ちゃんと考えているんですよね。

小松 考えてる。ちゃんと主人公としての意味はあると思うので。ただ最初の方は、主人公だけど「こいつ、敵なんじゃ」みたいな目線で見ると、1話で切られないかも(笑)。意外といい体してるんですよ(笑)。体を鍛えたり、努力家ではありますね。

高橋 次はお兄ちゃんのガイ! 双子のお兄ちゃんで、何でもできるし、(島﨑)信長さんの声質や雰囲気からも強さが溢れていて。とても頼もしいですよね。

小松 そうだね。何かが起こった時に、リーダーとして先頭に立てるのもすごいことだなと。実際、そういう場面に遭遇したら何もできないだろうし、何をすべきかわからないと思うけど、自分がリーダーとしての自覚をしているのもすごいですよね? 尊敬すべきところがいっぱいあるなと思います。学校の中でもリーダー的存在だし、人気もあるし、「あいつに任しておけば大丈夫だ」って信頼があついキャラクターで、そこが大介と違う。

高橋 大介が持ってないものを全部持っているけど、大介が持っているものは、持っていない。だから、どこかに“弱さ”もあるのかも。

小松 結構、真逆なキャラクターで、どっちが主人公でもおかしくないんじゃないかなと。

高橋 作品が違えば、頭の回るガイが主人公かもしれないですね。

小松 慶作は、ぜひ名前を覚えてあげてほしい!

高橋 私も一番最初に「ケイスケ」って言ってしまって(笑)

小松 間違えやすいんです。でも慶作は、大介やガイたち5人のバランスを取ってくれる貴重なキャラクターで、すごく気が利くし、いい意味でムードを作ってくれて。このグループが円滑にコミュニケーションを取れるのも慶作がいるからだと思います。なのに、なぜかみんな名前がうまく覚えられなくて(笑)、「ケイスケ」って言っちゃう。

高橋 音響監督や警察チームキャストの方も言ってましたしね。

小松 慶作自身も「運がない」って自虐気味に言っていますけど、「慶作、頑張って」って、よしよししてあげたくなります。一番気苦労多いんじゃないかな。ノリよく盛り上げてくれるけど、自分の本質は見せてない、役割の責任感を感じてるキャラクターだと思います。

――大介はよく「かけがえのない瞬間」と口にしますが、おふたりにとっての「かけがえのない瞬間」とは?

高橋 アニメアフレコって、オーディションがあって、顔合わせで「これからよろしくお願いします」って言って、そこからの3ヶ月が一瞬で。『revisions リヴィジョンズ』はすでに収録が終わってるから、余計にかけがえのない瞬間でした。

小松 確かに。この作品は、常に状況を説明してもらいながら一瞬一瞬に悔いが残らないよう思いを込めてアフレコをしたので、より達成したという感じがありましたね。

高橋 短い期間でひとりの人間を作り上げるのって、本当に難しいなと思うことがあって。自分が演じた声がすぐOAされるわけじゃないから、どう届くのかなという不安や葛藤もあります……。

小松 でも、キャラクターとともに3ヶ月過ごせるのは、素敵な時間だと思います。

――最後に、ファンメッセージをお願いします。

小松 『revisions リヴィジョンズ』という作品がいよいよ始まりますが、壮絶な展開が待ち受けています。リヴィジョンズ、アーヴという色々な組織が出てくるなか、現代から跳ばされた人間たちはどう生き残るのかというサバイバルな部分や、谷口監督らしいロボットアニメの部分もあり……そのロボットストリング・パペットというパワードスーツ)も、今まで見たことがない戦い方をするので面白いです。未来と過去という部分での考察、物語がどうつながるかの伏線だったり、いろんな要素で楽しめる作品になっていますし、手描きアニメーションでは描けない部分を3DCGで新しく描いているので、映像も楽しんでいただけるんじゃないかと思います。ぜひ『revisions リヴィジョンズ』を見て、渋谷へお越しください(笑)

高橋 聖地巡りですね(笑)。この『revisions リヴィジョンズ』が毎週放送になるということで、毎週、毎話、引きがすごいです。私もまた新鮮な気持ちで見て、1週間モヤモヤするという楽しみを、みなさんと一緒にしていきたいと思います(笑)。一緒に渋谷から元の世界に帰れますよう、応援のほどよろしくお願いします!

堂嶋大介役の内山昂輝、張・剴(ガイ)・シュタイナー役の島﨑信長、浅野慶作役の斉藤壮馬による“幼なじみ”鼎談はこちら
https://cho-animedia.jp/anime/72627/(https://cho-animedia.jp/anime/72627/)




〈『revisions リヴィジョンズ』概要〉
■放送情報 
2019年1月9日よりフジテレビ「+Ultra」にて毎週水曜日24:55から放送開始 
NETFLIX にて1月10日(木)より日本先行全話一斉配信 
ほか各局にて放送
関西テレビ東海テレビテレビ西日本北海道文化放送、BS フジ

イントロダクション 
谷口悟朗×深見真×近岡直×白組 個性際立つクリエイター陣がおくる、青春(ジュブナイル)“災害”(パニック)群像劇(アンサンブル)── 
7年前のあの日、彼女は言った。 
俺たちにいつか大変な危機が訪れる。
みんなを守れるのは俺だけだと。 
誰も予言を信じていないけど、俺は毎日トレーニングして、常に大事な仲間を守ってる。 
そんな俺を認めてくれるように、俺と4人の仲間に一通のメールが届いた。 
そう。予言のときが、ついに、きたんだ……!

監督は、第36回星雲賞アニメ部門)受賞作『プラネテス』や『コードギアス 反逆のルルー シュ』などで世界のアニメファンを魅了し続ける谷口悟朗シリーズ構成・脚本はキャラクター の日常と闇を魅力的に浮かび上がらせる『PSYCHO-PASS サイコパスシリーズ深見真キャラクターデザイン原案は、柔らかい質感で精緻に人物を描き出す『Wake Up, Girls!』の近岡直。アニメーション制作は『永遠の0』『ALWAYS 三丁目の夕日』など心揺さぶる数々の映像作品を生み出した白組が担当。

ストーリー 
 「これは予言よ。あなたたち5人に、いつか大変な危機が訪れるの。そのときみんなを守れるのはあなた」 幼いころ誘拐された過去をもつ高校2年生・堂嶋大介は、幼なじみのガイ、ルウ、マリマリ、慶作とともに、不可思議な現象──「渋谷転送」に巻き込まれる。渋谷の中心部が跳ばされたのは300年以上先の「未来」。そこで待っていたのは、広大無辺な荒野と森、点在する廃墟……そして、未来人「リヴィジョンズ」と彼らが操る巨大な機械の化け物だった。理由もわからぬまま化け物に蹂躙されていく渋谷を助けようと現れたのは、誘拐事 件の大介の恩人と同名で瓜二つの少女・ミロ。彼女は、大介たちだけが操縦できる人形兵器「ストリング・パペット」を提供し、渋谷を守れと促す。 誘拐事件の恩人──ミロによる予言「仲間を守る運命」を信じて生きてきた大介は、 ついに訪れた危機と手に入れた力に歓喜する。しかし、幼なじみ5人の絆は誘拐事件の影響でバラバラとなっていた。 
 孤立した街。未知の敵。未確定な過去と運命の予言。少年少女たちは、「現在(いま)」を取り戻すために「未来」と戦う。必ず、元の時代へ戻る──

スタッフ
原作 S・F・S 
監督 谷口悟朗 
CG監督 平川孝充 
シリーズ構成 深見 真/橋本 太知 
キャラクターデザイン原案 近岡直 
メカデザイン 新井陽平 
CGキャラクターデザイン 白井順 
BGコンセプトアーティスト 白田真人 
MattePaintディレクター 大西穣 
美術・設定 坂本竜 
色彩設計 長尾朱美 
撮影監督 高橋和彦 
編集 齋藤朱里 
音響監督 明田川仁 
音楽 菊地梓 
企画 スロウカーブ 
アニメーション制作 白組 
制作 リヴィジョン製作委員会
オープニングテーマ THE ORAL CIGARETTES「ワガママで誤魔化さないで」(A-Sketch

キャスト
堂嶋大介 内山昂輝 
ミロ 小松未可子 
張・剴・シュタイナー 島﨑信長 
張・露・シュタイナー 高橋李依 
手真輪愛鈴 石見舞菜香 
浅野慶作 斉藤壮馬
チハル・イスルギ 日笠陽子
キュー・イスルギ 田村ゆかり
堂嶋幹夫 櫻井孝宏
矢沢悠美子 遠藤 綾
黒岩亮平 てらそままさき
牟田誠一郎 飛田展男
泉海香苗 寺崎裕香
ニコラス・サトウ 大塚芳忠

revisions』 公式サイト
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revisions』公式 Twitter
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