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きょう(9日)、福岡と熊本でツバキの開花が観測されました。福岡管区気象台の構内にあるヤブツバキの標本木は3輪の赤い花をつけ、開花となりました。

福岡・熊本でツバキ開花

きょう(9日)の九州北部は寒の内らしい寒さで、最高気温が10度に届かない所が多い中、福岡でヤブツバキが開花しました。平年より21日早く、去年より35日早い開花でした。そして、熊本もきょう(9日)昼前にヤブツバキが開花し、平年より11日遅く、去年より54日も早い開花となりました。
九州北部は厳冬だった昨冬とは違い、この冬は暖冬傾向で経過していますので、去年よりもヤブツバキの開花が大幅に早くなっているものと思われます。

早春を代表する花 ツバキ

椿は「木」へんに「春」と書くように、早春を代表する花の一つです。つやのある厚みを帯びた葉に赤やピンクの花が鮮やかで美しく、古くから日本人に愛されてきました。品種改良も行われ、花弁の大きさや形など様々な種類があり、日本の広い範囲に分布しています。椿は花粉を鳥に運んでもらう鳥媒花(ちょうばいか)で、花が赤く鮮やかなのは鳥の目を引くためかもしれません。

ツバキ開花 福岡・熊本