無人の車が走り出し、目の前にいた人が死亡。そんな痛ましい事故が、三重県内で発生した。事件の全貌を受け、ネットからは「いたたまれない」と悲痛の声が相次いでいる。
■前にいた妻が下敷きに
同県津市榊原町で9日午前8時ごろ、悪夢は起きた。男性(69)が自宅敷地内に停めてあった軽トラックの車内を暖めようと、運転席のドアを開けた状態で車外からエンジンをかけると、突然車が動き始めたという。
車だけがそのままおよそ10メートル前進し、不運なことに、前にいた男性の妻(64)が下敷きとなったそうだ。胸などを強く打っていて、およそ4時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。
軽トラックはマニュアル車で、男性はエンジンをかけ、クラッチペダルを放したが、ギアが入っていたためそのまま前進してしまった可能性があるとのことだ。
■ 「いたたまれない」と悲痛の声
思ってもみない突然の妻の死、それもエンジンをかけたのが夫、という痛ましい展開に、ネットからは「最悪な展開」「いたたまれない」と悲痛の声が相次いでいる。
・こんな最期ありなのか。事故直後、夫はどんな気持ちだったんだろうか。つらすぎる
・長年連れ添った夫婦がこんな形でお別れなんて、いたたまれない
・自分が殺した、と自らを責めるようなことだけはしないでほしい
・ここまで最悪な展開に繋がるなんて思ってもみなかっただろうね。これは悔やんでも悔やみきれない
■「同じことをしたことある」
一方で、似たような経験をした人もちらほらいたようで、「木にぶつかったことある」「あれは怖い」とネットからはその体験を語る人も見られた。
・昔の人は、冬にサイドを引くと凍って解除出来なくなるからって、サイドを引かずにギアを入れる。昔はよくそうしてた
・やるんだよな、これ。半身乗り入れてエンジンかけたら、前にある木にぶつかったことがある
・一度やったことがある。でもそのときは、ギアをニュートラルに入れることさえしてなかった。今回もそうなのでは
■自分の運転技術に不安がある
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の運転免許保持者の男女1,254名に「運転技術」について調査を実施したところ、「自分の技術に不安がある」と回答したのは全体の約3割となった。
たった一つの行動が、最悪な展開を生んでしまった今回の事故。またこうした経験をしている人も何人か見られたことから、車を運転する人、とくにマニュアル車のドライバーは注意が必要だろう。亡くなられた方のご冥福を祈りたい。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年8月15日(金)~8月19日(火)
対象:全国20代~60代 運転免許保有者の男女計1254名
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