一軒家を建てる場合、車を所有している方も多いと思います。

建物の間取りを優先させて、後回しになりがちな駐車場の位置。

でも実はこの駐車場と玄関を結ぶ「距離と位置関係」が、その後の車生活に影響を与えます。

さて、いったいどのような影響が出てくるのでしょうか?

“セリア”のアイテムだけでOK!ガスコンロ「グリル排気口」は掃除しなくていい!?

駐車場が近いと雨の日も濡れにくい

カーポート
Graphs / PIXTA(ピクスタ)

駐車場が玄関に近いと、天気の影響を受けにくくなります。天気の影響といえば雨や風。

特にカーポートなどを設置していない家の場合は、雨に濡れやすいので、車へ乗り込むまでが大変です。

傘をさせばよいのでしょうが、畳むときには少なからず体が濡れますし、濡れた傘をどこへ置こうかと迷います。

傘
Graphs / PIXTA(ピクスタ)

雨に打たれるのを我慢して、急ぎ足で車に乗り込むという方も実際のところ多いのではないでしょうか?

駐車場までの距離があるお宅の場合は、カーポートを設けていた場合でも、あえなく濡れてしまうという場合も。

「ドア(玄関)」から「ドア(車)」までの距離が近くなれば近くなるほど、雨の日に濡れてしまうのを最小限に留めることができるのです。

 

「運転席が玄関に向いている」だけで乗り降りしやすくなる

「運転席が玄関に向いている」とはどういうことでしょうか?

我が家の場合を例にあげますが、玄関の手前の左側に駐車場を設けています。

図面

距離が近いので、玄関から運転席までの距離は「徒歩7歩」で移動が可能です。

一方、この位置関係が逆だった場合、車へ乗り込むまでの距離はどう変わるのでしょうか?

画像を反転させてみました。

図面

助手席側が玄関に向いているので、車に乗り込むときは、車体の前後を回り込まなければなりません。

その歩行距離は2倍から3倍にふくれます。

この程度の距離ならば生活に大きな支障は出ませんが、乗り込みやすさは断然、前述のパターンだと言えますよね。

 

荷物の持ち運びがラクチンになる

買い物
プラナ / PIXTA(ピクスタ)

車で出かける時にはたくさんの荷物や大きな荷物を運ぶ、という方も多いのではないでしょうか?

駐車場から玄関までの距離もそうですが、車の運転席が玄関に向いていると、荷物の持ち運びもラクに行えます。

事前に運転席の後ろに荷物を置いておけば、車から降りてすぐに、荷物の出し入れも可能になるのです。

スーパーなどで買いだめした場合は、この事が大きく影響してきます。

小さなお子さんがいる場合も、運転席側から乗り降りすれば、移動がぐっとラクになる事でしょう。

駐車場
YNS / PIXTA(ピクスタ)

「駐車場と玄関との位置関係」も頭に入れておくと、その後の生活が少しだけ、暮らしやすいものとなりそうです。

これから土地選びから始める、これから家の間取りを考える、という方は、ぜひこの辺りも念頭に家づくりを楽しんでみてください。

pixta_16974996_S