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 写真家のラルフユージン・ミートヤード(1925-1972)の本職は、メガネ用レンズを製造する眼鏡技師だった。

 眼鏡技師として生計を立てる傍らで、何千枚もの面白い写真を撮っていた。

 ゴム製のマスクやプラスチックの人形などを使い、家族や友人たちをモデルに、有機質と無機質を融合させながら、シュールなイメージの写真を作り上げていった。

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 ミートヤードは、ケンタッキー州の街をめぐり、様々なフレーミングや露出、ぼやけを試した。デジタル加工技術ができる前の時代である。

 50年代後半、彼は巨大で大型のゴム製のマスクや手、プラスチックの人形を写真に取り入れ始めた。

 モデルは彼の家族や友人たち。禅とジャズに影響を受けたというミャトヤードは、仏像のような顔を人間の体の上に置くことで、人間の曖昧で不確実な本性を暴き出した。

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References:designyoutrust / VINTAGE EVERYDAY / written by いぶりがっこ / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52266977.html
 

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