エンジニアの方の”あるかもしれない”日常風景をデフォルメしてコメディタッチに描く本連載「エンジニアあるある」。さて、今回はどんな風景なのでしょうか...

☆☆☆☆☆☆

エンジニアは「LoRa」だとか「XSS」だとか、やたらに横文字を使う割に、英語は意外と苦手だったりします。たびたび米国出張をするエンジニアも、向こうのエンジニアと仕事の話をするときは英語でいけるのに、仕事が終わって街に出ると、カフェコーヒーを注文するだけのことにもあたふたしてしまう人もいます。

コードを書くときには、たくさんの変数を使わなければなりません。変数の名前は後でわかりやすくなるようにつけておくのが決まりです。例えば、在庫数であればnumberOfStockなどのように変数名を決めていきます。

ところが、仕様書日本語で書いてあるので、途中で英語が出てこなくなってしまうんですね。例えば、仕様書に「顧客種別」と書いてあったら、categoryOfCustomerとすべきですが、「顧客→カスタマー」まではわかるとして、castamer? custmer? customer?と悩み、「種別って英語でなんていうんだよ!」となり、結局、kokyakuSyubetsuなどという変数名をつけてしまいます。この方が、仕様書と対応していて、わかりやすくていいんですけどね。

でも、一応、グローバルな時代なので、コーディングを始めたときは、頑張って英語の変数名をつけていきますが、仕事が佳境に入ったり、疲れてきたりすると、変数名がローマ字表記になっていきます。

ソースコードを見て、ローマ字の変数名が多発する箇所は、そのプログラマーが疲れ切って仕事をしている箇所なので、ぜひ察してあげてください。

(イラスト:ConChan)

「エンジニアあるある」第9回最初は変数名を英語でつけていたのに、途中からローマ字表記になる。