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 1850年代、米国のマシュー・C・ペリーは、日本に黒船を上陸させ、徳川幕府の約200年間の鎖国を終わらせた。日本の港湾は、英国、フランスロシアオランダ、米国に開放されることとなった。

 しかし、開国後も西洋人は常に身元を確認され、自由に歩き回ることができず、一般の日本人からは隔離されていたそうだ。

 日本人は西洋人とはどのようなものなのか全く知らなかったので、絵師たちは、西洋雑誌や新聞に掲載されている版画や伝聞などからイメージし、西洋人の姿を描いていたようだ。

―あわせて読みたい―

明治時代に作られた英単語を学ぶ木版画『流行英語尽し』
江戸時代(幕末)に描かれた日本独自の西洋世界を解釈した浮世絵書物「童絵解万国噺」
海外ではこう伝わっている。日本の江戸時代に関する10の史実
鎖国から一転、近代化の波が押し寄せる明治時代の終りに暮らす日本人の様子が伝わる「着色写真」
近代の浮世絵、大正から昭和初期に発展した木版画『新版画』

1. イギリス
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2. 芸者とフランス人・有川吉良郎による木版画…1861年
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3. 横浜の商店街…1861年
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4.
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5. 五か国の宴会(横浜クラブ)・歌川義和(1848-1863)による木版画
横浜クラブで宴会中に長テーブルに座っていた人物の肖像画…1861年
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6.
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7.
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8. 横浜の外国商社の宴会にて・英国の商人、中国人、タイのシェフ…1861年
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9.
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10. ワシントン市の銅版画のスケッチ…1861年
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11.
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12.
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References: Flashbak など / written by どくきのこ / edited by parumo 全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52268254.html
 

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