うどんを注文して自由に天ぷらサイドメニューが選べる丸亀製麺はなまるうどんなどのセルフうどんチェーンは、全国的に展開するほど人気の外食ジャンルの1つだ。

だが、埼玉県の山奥・皆野町には、そんな選択肢が多数あるセルフうどん店とは真逆の、シンプルすぎるセルフそば店が存在する。

 

■休日には行列『はしばそば』

その店 『はしばそば』は休日に行列ができるほどの人気だが、早めの時間に行けば並ばずに入ることが可能なときが多い。

メニューは『並もり』『大もり』『特もり』の3種で、しらべぇ取材班は並もりと特もりを注文した。

 

■薬味を持って席へ

注文後はつゆや薬味を取って、座席へ。そば1品につききんぴらが1つついてくるので、そちらを食べながら待とう。

その理由はあとでわかるが、無造作に置かれた刻みねぎは、たっぷり盛っておきたい。

■つゆは温と冷の2種

そばつゆは温と冷が選べるため、寒い皆野町で暖を取りたい人は温を、キリッとしたそばを食べたい人は冷を選ぶといいだろう。

数分後到着したそばは…で、デカい! 並が600円で特が1000円なので、特は並みの2倍ぐらいと予想していたが、3倍は余裕でありそうなデカ盛りだ。

 

■そばはのどごしが良いタイプ

そばはコシが強くのどごしが良いタイプで、大盛りでもスルスルっと入ってしまうほど軽くて美味しい。

しかもつゆは温と冷の2種、薬味はねぎやすりごま、いりごまわさびと種類がある程度あるため、食べていてまったく飽きないのだ。

 

■秩父地方は温泉も楽しめる

秩父そばと言っても店により大きくそばの作りが異なるためいちがいにどういったそばが秩父そばとは言えないのだが、多くの店ではそば殻ごとひいてそばの風味を強くしている。

また、つなぎもしっかり使ったコシの強さも秩父そばのいいところ。冬になると雪や寒さの対策も必要だが、埼玉の皆野町や秩父地方は温泉も有名。冬休みにはぜひ訪れたい観光地だ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男

流行りとは真逆のスタイル? 埼玉県の山奥にあるデカ盛りセルフそば店『はしばそば』