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1月13日放送の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)で、司会のビートたけしさんが若者の働き方について言及した。番組では日本の労働力不足問題について、AIや外国人労働者の受け入れでどのように変化するのかが取り上げられた。

その話を受け、たけしさんは現在の若者の働き方ついて「教育が悪い。若いやつは夢を持とうとか自分しかやれないことを見つけようとか、いくら言ったってそんな仕事できない」とコメント。夢がある人は別としているが、

「労働することに、そんなにいろんなこと、夢とか言いすぎだよ。食うために働く、それでいいのに。なんで生きていくことの意義とか言ってんだよ」

と発言した。

一方で箕輪厚介「若者にとって『食うために働く』必要性がなくなっている」

番組では、世代間での価値観の違いが垣間見られるシーンもあった。幻冬舎編集者・箕輪厚介さん(33)が「一方的に自分の時間が奪われる電話が嫌」というと、大竹まことさん(69)さんは「誰かから電話がかかってきたら嬉しいだろう」と反論。

また日本の人手不足について、大竹さんは「ニートとかそういうのは200万人くらいいる。賃金が高ければみんな働く」と言うと、箕輪さんは「違うと思います」と否定した。

「時給が上がったら働くってんじゃなくて、お金が欲しかったら時給が低くても働くんだから、人にもよると思うんですけど逆に働いていない人は働く必要性がない」

これに対して出ててきたのが、たけしさんは前述の「夢とか言いすぎ。食うために働く」発言だ。梅沢富美男(68)さんも「現実に自分がそんな経験してジジイやババアになってる」と同意し、「大学出ないとサラリーマンになれないから『お前ら(中卒などは)働け』」と現実を突きつけられて生きてきた世代がいると主張した。

一方、箕輪さんは「若い人にとって『食うために働く』必要性が本当になくなって、住むとこも服もだいたいシェアしている」「ぶっちゃけそんな金かかんないんですよね、生きていくのに」とコメントしている。

ツイッターでは「新しい価値観を伝える箕輪さんと、自分が生きてきた世界の範囲でしか返答しない大御所さん達」という声や、特に箕輪さんの話が遮られることが多く「人の話を遮らないでほしい」といった声が寄せられた。