14日、市町村で最も多い約3万7千人が新成人となった横浜市の成人式で、複数人が壇上に登ろうとしてもみ合いになるなどのトラブルが発生し、式典が一時中断する騒動となった。このあまりの身勝手さに、ネットからは怒りの声が相次いでいる。
■20人前後の新成人が…
式典が中断したのは、2回に分けて開催されたうちの午前の部だった。横浜アリーナのステージ上で市長が挨拶していた際、赤や白の羽織はかまを着た男性が暴れ出したという。
それをきっかけに、複数人が壇上に登ろうとしたり係員につかみかかったりするなどの騒ぎとなり、警察官らが制止。「ふざけんな」などの怒号が飛び交い、会場は騒然とした雰囲気に。
市は壇上の来賓を一時退場させるなどの対応を取り、式典は10分ほど中断。20人前後の新成人が外に出される事態となった。
■「はれのひ」トラブルから1年
また、昨年はレンタル業者「はれのひ」の営業停止により大きなトラブルとなった横浜市だが、今年は、購入した晴れ着を着て式に臨む姿が見られたという。
一方で、当時から「はれのひ」と契約済みだった人もいたといい、別の着物店が対応するなど、周囲の支援を受けて無事に振袖を着ることができたそうだ。
■「幼稚で愚か」と怒りの声
式典を一時中断させるほどの暴動を起こすなど、あまりに身勝手な行為に、ネットからは「幼稚で愚か」「成人になる資格なし」と怒号が相次いでいる。
・晴れやかな気持ちで式に臨んでいる人を、どれだけ不快にするか理解しろ。ほんとに幼稚で愚かな行為
・騒いだことを怒られて終わりではなく、前科がついて自分の首を締めるだけだということに、どうして気付かないのだろうか…
・この人たちに成人になる資格なし。もう一回幼稚園からやり直したほうがいい
■2割以上「成人式は廃止すべき」
しらべぇ編集部は、全国の20代から60代の男女1,365名を対象に「成人式廃止の是非」について調査を実施した。その結果、2割を超える人が「廃止すべき」と回答する結果に。
昨年のような振袖トラブルはなかったものの、「暴動」というかたちで傷をつけられることとなった横浜市の成人式。数万人規模の式典だけに、完璧にとはいかないかもしれないが、いま一度「成人」という言葉の意味、重みを考え直す必要があるのかもしれない。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年12月16日~2016年12月19日
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)
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