teshima.jpg スタジオジブリが今夏に公開する映画「コクリコ坂から」の主題歌手嶌葵(てしまあおい)のうたう「さよならの夏 ~コクリコ坂から~」になることが2011年3月28日に発表された。

 映画「コクリコ坂から」は、高橋千鶴・佐山哲郎原作の漫画をアニメ化したもので、東京オリンピックの前年である1963年の横浜が舞台。女子高生「海」の恋愛や青春を描いている。

 主題歌として発表された「さよならの夏」は万里村ゆき子さんが作詞、坂田晃一さんが作曲を手がけており、1976年放送の日本テレビ系ドラマさよならの夏」の主題歌として森山良子さんがうたったもの。映画の企画・脚本を手がけた宮崎駿さんは当時から「コクリコ坂から」の映画の構想を練っており、この曲を使うことを考えていたという。

宮崎吾朗監督「この歌が震災で傷ついた方の支えになれば」

 「さよならの夏」を作詞した万里村さんは子供の頃から外国船を見に横浜に通っていたといい、主題歌に抜擢されたことに驚いたとのこと。今回、映画の公開に合わせて歌詞をワンコーラス追加しており、「とても穏やかな歌なので、聞いていただけたら幸せ」と話した。

 この歌をうたう手嶌さんは「(ゲド戦記に続き主題歌をうたうという)素敵なことが2回もあるのは、本当に幸せなことだと思っている」とコメントしている。

 また、宮崎駿さんはこの歌について「人を恋する歌」と表現し、「繰り返し繰り返し、人は人を愛する。その初々しい気持ちが大切だと思う」と話す。

 そして、映画の監督を務める宮崎吾朗さんは

「ちょうど東日本大震災の前日が主題歌レコーディング日で、この歌は若い女性が好きな人を思うというだけではなく、もう少し深い意味を持っている鎮魂歌のように感じていた。直後に大震災があり、この歌の持つ意味を重く感じている。いま作っている映画が自分たちを支えているように、この歌が震災で傷ついた方の支えになれば」

と語った。

 なお、「コクリコ坂から」は7月16日より、全国東宝系にて公開される。主題歌の「さよならの夏 ~コクリコ坂から~」は3月28日より、dwango.jpなど主要着うた配信サイトで配信されている。また、主題歌をうたう手嶌さんは、映画のゲストキャラクターで声の出演予定だ。

【関連サイト】
コクリコ坂から 公式サイト
手嶌葵 公式サイト

永井美智子

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