杉咲花演じる派遣社員のアタルこと的場中(まとばあたる)が、他人の“あらゆることが見える”占い能力を駆使し、周りの正社員たちが抱える悩みを解決していくさまを描くお仕事コメディー「ハケン占い師アタル」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系※初回は夜9:00-10:14)が、1月17日(木)よりスタート。

【写真を見る】杉咲花、未来を占うとしたら「○○がやっぱり気になります!」

テレビジョンWEBでは、同ドラマの出演者によるリレーインタビュー連載を実施中。本リレー連載の第1回では、主人公・アタルを演じる杉咲花のインタビューをお届け!

杉咲に自身の役柄や、連続ドラマでは初の演出を手掛ける脚本家・遊川和彦作品の魅力などを聞いた。

■ 憧れの志田未来さんから日々学んでいます

「遊川さんの作品に出演させていただくのが初めてですので、とてもうれしくて。今回遊川さんは脚本だけでなく監督もなさるということで、お話を最初に伺ったときは『どんな現場になるんだろう?』とワクワクする思いでした」

さらに今回は、杉咲にとって女優を志すキッカケとなった憧れの人・志田未来と共演するのも話題となっている。

「志田さんは、あの『女王の教室』(2005年日本テレビ系)で演じられた神田和美と同じ読み方の役で、しかも、よく作り笑いをするなど役柄の設定も寄せていただいているみたいで。私は小さいころから志田さんのことが大好きで、もちろん『女王の教室』も見ていたので。

今回、共演させていただけて本当にうれしいです。緊張しますが、志田さんのお芝居を誰よりも最初に間近で見せていただける喜びを毎日かみしめています。とてもぜいたくな時間ですし、やはり、勉強になることがたくさんあります」

■ 日々考えながら演じています

自身が演じるアタルは、表面上は明るいが、その素性はかなりミステリアスな人物だ。

「普段は明るくてニコニコしていて、皆が当たり前のようにしている仕事にいちいち喜びを感じたり、記念撮影をしたり…と楽しい人なんですが、占いのときになると急に人柄が変わって偉そうになるという、ちょっと面白いキャラクターです。

序盤ではアタルが本当はどんな人かまだ分からないのですが、遊川さんが今書きながら演出なさっているということもあって、私も手探りで、日々考えながら演じています」

アタルは占いの力で、社会が抱えるさまざまな問題を解決していく。

「ドラマの中では、ニュースでも話題になっているような、実際に起こっているような問題も描かれています。私は会社で働いた経験がないので見聞きする程度でしか分からないのですが、働く人にはリアルな、とても共感できる問題が詰まっていると思います」

アタルのような人に未来を占ってもらえるとしたら、何を聞く?

「『私は結婚とか、子供産んだりとか、できるんでしょうか?』を。やっぱり、気になりますよね(笑)」

■ 「ハケン占い師アタル第1話あらすじ

イベント会社「シンシアベンツ」の制作Dチームに、派遣社員の的場中=アタル(杉咲)が新しい仲間として入ってきた。社会人経験のないアタルは、教育係となった正社員・神田和実(志田)の下で、雑用から覚え始めることに…。

その矢先、部長・代々木匠(及川光博)が厄介な指示を出してくる。Dチームが請け負っている新商品イベントに、クライアントの社長が50人の赤ちゃんを呼んで、笑顔の集合写真を撮影したがっているというのだ。

初めて運営を任された神田は自分の意見も言えないばかりか、会議室一つまともに押さえられず、不甲斐なさを感じる。

しかも神田はもう一つ、誰にも言えない大きな悩みを抱えていた。(ザテレビジョン・取材・文=magbug)

「ハケン占い師アタル」で主人公・的場中=アタルを演じる杉咲花