「ソーシャルサーカス」を日本社会にとりいれるために
障害者、移民、DV被害者などに対し、社会参画やコミュニティ内での信頼感回復など、世界中でさまざまなソーシャルマイノリティを対象に実践されている「ソーシャルサーカス」。サーカスアートを起源に持ちながら芸術性や創作を目的とせず、サーカスワークショップによってコミュニティにある種の社会的介入を行うことで、人々の健康維持やコミュニティの活性化に寄与しています。本イベントでは障害のある人もない人も気軽に一緒に実践できるアクティビティとして、このソーシャルサーカスを日本各地の文化・スポーツ施設、リハビリテーションセンターなどでの展開する構想を前提に、ソーシャルサーカスの可能性を掘り下げます。
ソーシャルサーカス先進国イタリアからアーティストを招聘
イタリアのソーシャルサーカスネットワーク「アルトロチルコ」の創設メンバーとして自身もソーシャルサーカスを実践するサーカスアーティスト、ダニエレ・ジャングレコを招聘。イタリアでの事例を紹介するとともに、障害をもつ日本人3名と、ソーシャルサーカスの手法を用いて4日間のワークショップを行い、その成果を本イベントで発表します。
ダニエレ・ジャングレコ （Daniele Giangreco）
1973年生まれ。サーカスアーティスト（クラウン、マイム）。ペルージャ出身、フィレンツェ在住。イタリアにおける知的身体を含めた障害者とのワークショップやパフォーマンスのパイオニアで第一人者。知的障害者とのバスツアーパフォーマンス『Spiazza la Piazza』で注目を浴び、イタリアのみならずヨーロッパ各地で発表を行う。ソーシャルサーカスの実践者と研究者の世界的ネットワーク「ArtroCirco/アルトロチルコ」の創設メンバー。農業を営みスローライフを実践中。
SLOW MOVEMENT Showcase & Forum vol.3プログラム
＊時間は変更の可能性があります
■第1部 プレゼンテーション （14:00～）
スローレーベルの2018年活動報告、海外リサーチ報告など
港区内でのソーシャルサーカスワークショップの実施報告
【プレゼンター】栗栖良依（SLOW LABELディレクター、スロームーブメント実行委員会委員長）
■第2部 ショーケース （14:30～）
障害者とのソーシャルサーカスを実践するイタリアのサーカスアーティスト、ダニエレ・ジャングレコのファシリテーションのもと、ソーシャルサーカスの手法を用いて、3名の日本人障害者と4日間のワークショプを実施。その成果を発表します。
出演者 ダニエレ・ジャングレコ（サーカスアーティスト）、五十嵐 謙、小川 香織、高島 尚義
■第3部 プレゼンテーション & ディスカッション （15:20～）
プレゼンテーション1 「イタリアでのソーシャルサーカスの紹介」by ダニエレ・ジャングレコ
プレゼンテーション2 「カナダ ケベック州 シルク・ドゥ・ソレイユの実践から リサーチ報告」
by金井ケイスケ（サーカスアーティスト、スロームーブメントパフォーミングディレクター）
ディスカッション
登壇者：栗栖良依、ダニエレ・ジャングレコ、金井ケイスケ
＜関連プログラム＞
１）港区立六本木中学校特別支援級でソーシャルサーカス体験ワークショップを実施
実施日時：2月4日（月）13:30～15:20
講師：金井ケイスケ（サーカスアーティスト、スロームーブメントパフォーミングディレクター）
２）イスラエルの盲ろうのシアターカンパニー「Nalaga'at（ナラガート）」より講師を招聘したレクチャー&ワークショップを3月上旬に開催予定
【SLOW MOVEMENT Showcase & Forum vol.3 開催概要】
日時：2019年2月10日（日） 14:00～17:00（13:30開場）
会場：スパイラルホール（スパイラル3F 東京都港区南青山5-6-23）
主催 : 文化庁(平成 30 年度戦略的芸術文化創造推進事業)、スロームーブメント実行委員会、
NPO法人スローレーベル
共催：港区（平成30年度文化プログラム連携事業）
助成：アーツカウンシル東京（公益財団法人東京都歴史文化財団）
後援：イタリア文化会館、ケベック州政府在日事務所
協力：アルトロチルコ、スパイラル／株式会社ワコールアートセンター
字幕指導：株式会社リアライズ
beyond2020認証プログラム
配信元企業：特定非営利活動法人スローレーベル
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