2018年12月30日Web連動型音楽配信企画「ひなビタ♪」から生まれたガールズバンド日向美ビタースイーツ♪」。その同級生トリオによる初のキャストライブイベントひなビタ♪ライブ2018 ~Sweet Smile Pajamas Party~」が豊洲PITにて開催された。

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ひなビタ♪」は2012年よりスタートした企画で、キャストによるライブイベントは昨年7月29日に開催された、もう一つの音楽ユニットここなつ」のワンマンライブが初。

⇒「ひなビタ」初のワンマンライブイベントで完全燃焼! ここなつ(日南結里&小澤亜李)が歌い踊った「EDP presents ここなつワンライブ2018~ミライコウシン~」レポート

 

そのステージで、ゲスト出演した山形まり花役の日高里菜さん、和泉一舞いずみいぶき)役の津田美波さんが、壇上から企画・原案・音楽監修のTOMOSUKEさんに「日向美ビタースイーツ♪」ワンマンライブへのラブコールを叫んでいたが、その希望は思った以上に早く実現。待望のライブが昼夜の二回公演で行われた。

 

今回のライブ山形まり花役の日高里菜さん、和泉一舞いずみいぶき)役の津田美波さん、そして春日咲子(かすが・さきこ)役の山口愛さんという同級生チームが出演。バックバンド「でぃぞビタ♪」の演奏をバックに、全19曲を披露した。

まさにファンキャストも待ち望んだ、6年越しのライブ。その夜の部の模様をお届けしよう!

 

バンドサウンドが奏でる「ひなビタ♪」曲に感動!

ステージ上のスクリーンに、これまで発表された楽曲のCDジャケット画像が次々と登場。「ひなビタ♪」の歩みを映像で振り返ったところで、ついに日高さん、津田さん、山口さんが登場!

それぞれキャラクターイメージカラーをあしらった袴姿で登場し、会場も3色のペンライトの輝きに包まれる。

最初に歌うのは、もちろん「凜として咲く花の如く」! まり花たちがバンドを結成するきっかけとなった、大切な一曲からライブスタートした。この曲がなければ「日向美ビタースイーツ♪」も存在しなかった――そんなメモリアルソングということで、いきなり会場のテンションも最高潮に! 和とロックが融合したサウンドに観客は酔いしれた。

ここから各メンバーのソロ曲コーナースタート

まずは花をあしらった真っ白い衣装に着替えた日高さんが、おしゃれ90s渋谷系ポップチューン恋とキングコング」を、キュートに披露。日高さん曰く「ジャケットの衣装を再現した」とのことで、そのキャラ愛に思わずファンもニッコリ。


続いて登場した山口さんも、キャラ愛あふれる衣装で登場。昨年3月に開催されたARライブひなビタ♪ ライブ 2018 SWEET SMILE PARADE 待っててね、東京さんっ!」における咲子と同じ衣装というからたまらない!

あれ? ステージに立っているのは咲子? いや、山口愛? あれあれ?

なんて頭が混乱するくらい、キャラキャストシンクロ率はバッチリ! そんな2.5次元な山口さんは「とびっきりのふわっふわ」を、ふわふわと歌い上げる。途中、観客とコールレスポンスをしたり、スカートを翻しつつクルクルと回りながらステージを歩いたりといろいろな表情を見せてくれた。とってもとっても、心に響きました!

 

 

今度はイブのターン! ということで、津田さんは革ジャケットというロックな出で立ちで登場。歌うのは「イブの時代っ!」。この曲では力強いコールアンドレスポンスや、「い…田舎とか違うし!」をはじめとする印象的なセリフ、派手なエアギターなど津田さんの圧倒的なパフォーマンスと歌唱力が非常に印象的だったが、それと同じくらいバックバンド「でぃぞビタ♪」の「分かっている」演奏にも耳を奪われた。原曲の味を損なわない、絶妙なバンドアレンジが実に嬉しいところ。長年楽曲を聴いてきたファンイメージしてきた「生演奏のひなビタ♪」を、最大限再現しているように思えた。個人的にこの曲はイントロドラムがけっこう独特で、そこがプレーしていても聴いていても面白いところなのだが、そこも違和感なくアレンジされていたのが嬉しかった。

あ、もう一つ。このステージのために「東京」と刻まれた指輪をはめてきたという津田さん。都会に憧れるイブになりきっての歌唱は、最高にクールだった。

 

 

ここからは2人ずつのデュエットを披露。

再び袴姿で登場した日高さんと山口さんは「温故知新でいこっ!」を披露。セリフの掛け合いのようなメロや情緒あふれる歌。そしてそんな2人の歌を支えるバンドの演奏が一体となった最高のステージが展開(アップライトベースも登場し、音へのこだわりもバッチリ!)。

乙女繚乱 舞い咲き誇れ」では一転して、和と情熱の世界が展開。真っ赤なライティングの中、疾走感溢れるバンドサウンドに乗せて津田さんと山口さんがメロディアスに歌い上げる。これまた人気曲ということで、フロアの熱気も一際上がる。

デュエットコーナーの締めを飾ったのは、昭和歌謡チックな「琥珀のくちづけまり花&一舞 duet edition~」だ。手を重ね合わせて、切なげにこちらを見つめる2人の姿に思わずドキッとさせられる。

それにしても、どの曲も楽しそうに歌う3人の姿は実にほほえましい。山口さんも、「この3曲は好きな歌だから、嬉しかった!」と満面の笑顔を浮かべた。

 



キャラの新たな魅力を引き出す新曲

ライブ中盤では、ライブ会場で先行販売されたニューアルバム「Sweet Smile Pajamas Party」収録の新曲が披露された。

スイーツはとまらない♪」は、日高さんと山口さんが歌唱。「これぞまり花!」的な、ラウンジポップなのだが、袴姿で歌うというギャップが面白い。「パヤパヤ~」というフレーズが耳に残る、上質なポップチューンで会場の空気も楽しげになったところで、今度は津田さん、山口さんによる「熱情のサパデアード」が披露される。こちらは一転して哀愁と情熱が交錯するアダルティな一曲だ。フラメンコを思わせるフレーズもあり、袴の裾をドレススカートに見立てて翻す振り付けが印象的。また、山口さんが「オーレ!」と叫ぶと会場からは大きな歓声が。早くも人気曲になりそうな予感でいっぱいだが、音楽ゲームに実装されるとけっこう難易度が高そうだ……。

そんなことを思っていると、今度は日高さん、津田さんが直球ロックナンバー「革命パッショネイト」を熱唱。日高さん……いや、まり花が、こんなに熱い曲を歌うなんて今までなかったのでは? とは言いつつも、どこか親しみやすさがにじみ出るあたりが、なんともまり花らしくてほほえましい。

この曲は、日高さんがTOMOSUKEさんに、「まり花もかっこいい曲が歌いたい」とお願いしたところから生まれた楽曲そうだ。その熱い思いがちゃんと届いたこともあり、最高にかっこいい、まり花の新たな魅力を引き出す一曲になったのではないだろうか。

 

イチャイチャするまり花と一舞に「爆発しちゃえ!」

「でぃぞビタ♪」によるインスト曲演奏に続いて、いよいよライブは終盤に突入。「neko*neko」でライブは再開した。

ここでは日高さんが、CDジャケットイラストまり花と同じ衣装で登場! それだけでも嬉しいのに、猫が顔を手でこするような仕草や、手で猫耳を作るような仕草を盛り込んでくるからたまらない! 最高にキュートステージに、誰もがハートをつかまれたはず!

続いて今度はチアガール衣装の津田さんが登場! ということは、もちろん歌うのは「激アツ☆マジヤバ☆チアガール」だ。観客と一緒にシンガロングするひと幕もあり、最高にハイテンションステージが繰り広げられた。

そんな一体感あふれるステージを受けて登場した山口さんは、ブルーロングドレス姿で「とってもとっても、ありがとう。」を歌唱。咲子の気持ちをしっとりと歌い上げる感動の一曲だが、何よりも感動的だったのが「オレンジ色に照らす街灯り」と山口さんが歌った時、それまで紫色のペンライト一色だった観客席が、一斉にオレンジ色に変わった場面だ。ファンからの愛情あふれるサプライズ演出に、山口さんも感極まったように思わず目を細め、最後に「みなさん、とってもとってもありがとう」と語りかけた。

そして日高さんと津田さんが、屈指の人気曲「走れメロンパン」を披露。タイトル通り、サビではバンドメンバーともども走る振り付けを交えつつ熱唱。本当に全員がこのステージを楽しんでいることが感じられる。

中でも「男の子だったら君に告白とかするのかなっ?」のところで、日高さんが津田さんに肩を寄せたシーンは眼福! 終始イチャコラするふたりに、誰もが「もう告白しちゃえよ!」「つきあっちゃえよ!」と思ったはず! これも青春の1ページなのかも!

 

そしてライブは「ひなちくんのうた」のインスト演奏を挟んで(とは言いつつ、自然と観客席から合唱が始まったあたり、さすが!)、ついにラストナンバーに。

ライブタイトル通り、パジャマ姿に着替えた3人によって「今夜はパジャマパーティ」が披露された。よく見ると、3人の腕には津田さんが持参したというシュシュが。3人の絆が感じられる中、息の合った振り付けを交えつつ、ちょっぴりレトロアイドル歌謡曲ライブ本編はフィナーレを迎えた。

 

涙と感動に満ちたアンコール! そして……

しかし、まだまだ終わりたくない! というアンコールに応えて、3人がステージに再登場。ここでは「ここなつ」の東雲夏陽(しののめ・なつひ)役・日南結里さん、東雲心菜(しののめ・ここな)役・小澤亜李さんがゲストとして登場!

津田さん、山口さん、日南さんで「そこはかとなくロマンセ」、ここなつの2人で「ルミナスデイズ」、そして5人そろって「チョコレートスマイル」を披露してくれた。

 

 

残すところ、あと1曲。というところで、日高さん、津田さん、山口さんは改めて今回のライブに寄せる思いを語った。

 

山口「6年越しのライブは届きましたか? 私もたくさんの愛、受け取りました! 自分で言うのもなんですけど、(この6年で)一番変わったのは私自身なのかな。最初は中学生で、今は21歳。声優として1から育ててくださったのは『ひなビタ♪』という作品、先輩のキャストの皆さん、TOMOSUKEさん……。みんながいたからこのステージに立てているんだなと思います。本当に感謝をしていて、そしてファンの皆さんがいるからこそ『ひなビタ♪』はこうしてずっと続いています。こうして夢がかなったのも皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。これからもまだまだ、みなさんの応援が続く限り『ひなビタ♪』は続きます! 本日は、とってもとっても、ありがとうございました!」

 

津田「本当に『ひなビタ♪』には感謝が詰まっていて、まずは見つけてくれてありがとう、とお客さんの皆さんに言いたいです。私は楽器が弾けないから、片割れとなる楽器を弾いてくれるバンドメンバーの皆さんも、ありがとうございます。あと『ここなつ』がライブをやってくれたから道が開けたこともあるから、本当にありがとう。

あと(山口)めぐちゃんが、一番最初に『ひなビタ♪』の歌をみんなの前で歌ってくれたと思う。一番強く強く『ひなビタ♪』の歌を歌いたくて、自分で歌ってくれたからこそ(今回のライブが実現したの)だと思います。

そして今日のライブは里菜ちゃんがいなければできませんでした。里菜ちゃんが引っ張って、TOMOSUKEさんにいっぱいお願いして、やりたいやりたいって言ってくれたからこそこのライブが実現しました。私がやれたことは少ないですが、これから自分も『ひなビタ♪』でももっともっと動いていきたいと、みんなによって思いました。一舞が応援してくれていると思うので、私も『ひなビタ♪』の一員としてがんばっていきたいと思います!」

 

日高「6年経ちましたね。ここまで待ってくれて本当にありがとう。津田ちゃんはステージをよくするためにって引っ張ってくれて、頼もしくて、より好きになりました。そしてめぐちゃん。出会った頃は本当に小さかったのに、どんどん成長して大きくなっていく姿を見て、私もがんばらないとと思ったし、たくさんダンス練習に付き合ってくれてありがとう。

そして、バンドの皆さん。私自身バンドで歌うことに慣れていなかったこともあってすごく不安だったりもしたんですけど、楽しそうに演奏してくれて、その姿にすごく救われて、だからこそもっともっとがんばって、皆さんにいい音楽を皆さんに届けたいと思いました。素敵な演奏をありがとうございました

そして『ここなつ』のおふたり。『ここなつ』が『ひなビタ♪』を盛り上げてくれたから、私たちが今、このステージに立てています。『ミライコウシン』のステージに立たせていただいて、私もどうしても歌いたいとお願いして、ここまで来ることができました。『ここなつ』のおふたりは、本当にキャラクターのことを大切にしてくれるんです。だからそんなライバル関係であるふたりの姿を見て、私も負けてられないと思うから、ありがとう!」

 

涙を浮かべながら思いを語る3人。そこにサプライズでTOMOSUKEさんが登壇すると、会場は大きな歓声で揺れた。

TOMOSUKEさんは、これまでメンバーファンのお願いをいろいろと聞いてくれた、まるでお父さんのような存在だ。「ここでまたお願いしたら……」ということで、キャストバンドメンバーファンがそろって「またライブをしたい」という思いを込めて「お願い!」と呼びかけるとTOMOSUKEさんは、両手で大きな○を作り、「やるぞ!」「『ひなビタ♪』を盛り上げる!」と力強い言葉をくれたではないか!

豊洲PITが歓喜に包まれる中、ライブは「ぽかぽかレトロロード」でフィニッシュとなった。笑顔と涙に包まれながら迎えたラストナンバーは、最高に暖かくてハッピーな一曲となった。

 

 

ライブ終盤、「今日はこんな素敵な思いを知ってしまったので」と日高さんが語ったように、誰もが「ひなビタ♪」と、それを待ち望むファンの絆。そして「ひなビタ♪」の音楽がこんなに幸せな気持ちを運んでくれることを、改めて感じることのできたはず。そんな今回のライブは、きっと次に繋がる種を無数にまくことができたのではないだろうか。

そして願わくば、いつの日か「ひなビタ♪」フルメンバーでのライブを見たい……そう思う筆者であった。……お願いします、TOMOSUKEさん!

 

セットリスト

1.凜として咲く花の如く

2.恋とキングコング

3.とびっきりのふわっふわ

4.イブの時代っ!

5.温故知新でいこっ!

6.乙女繚乱 舞い咲き誇れ

7.琥珀のくちづけまり花&一舞 duet edition~

8.スイーツはとまらない♪

9.熱情のサパデアード

10.革命パッショネイト

11.neko*neko

12.激アツ☆マジヤバ☆チアガール

13.とってもとっても、ありがとう。

14.走れメロンパン

15.今夜はパジャマパーティ

En1.そこはかとなくロマン

En2.ルミナスデイズ

En3.チョコレートスマイル

En4.ぽかぽかレトロロード


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とってもとっても、最高です……!「ひなビタ♪」同級生トリオによる初のキャストライブ「ひなビタ♪ライブ2018 ~Sweet Smile Pajamas Party~」レポート