AFCアジアカップUAE2019のグループD最終節のイラン代表vsイラク代表が16日に行われ、0-0の引き分けに終わった。この結果、イランの首位通過およびイラクの2位通過が決定した。

共にグループステージを連勝した同士のイラン(勝ち点6)とイラク(勝ち点6)グループ首位通過を懸けた一戦。引き分け以上で首位通過の決まるイランは、前節のベトナム代表戦から先発を4人変更。一方で首位通過には勝利が必要なイラクは、前節のイエメン戦から先発を2人変更して試合に臨んだ。

隣国同士の一戦ということもあり、立ち上がりから激しい攻防が繰り広げられる。そんな中、先にチャンスを迎えたのはイラン。12分、FKのセカンドボールを繋ぐと左サイドでパスを受けたアミリのクロスからゴール前に走り込んだアズムーンが頭で叩きつけたが、これはゴール右に外れた。

その後はしばらく膠着状態が続く。互いに中盤での集中した守りを見せる試合は、取っては奪われ奪われては取り返しての拮抗した展開に。そんな中、ゴールに迫ったのはイラク。35分、フセインのパスをボックス左手前で受けたアハメド・ヤシーンが素早く左足を振り抜くも、このシュートはゴール右に逸れた。

イランは42分、アミリのロングスローが流れると、ファーサイドで拾ったアズムーンが反転からシュート。さらに相手DFに当たったこぼれ球をA・ジャハンバクシュがダイレクトシュートで狙ったが、これは枠の上に外れた。

ゴールレスで迎えた後半も後半も膠着状態が続く。するとイランは、77分にカウンターからタレクの右クロスを途中出場のアラー・アッバスがバックヘッドで合わせたが、このシュートはGKベイランヴァンドのファインセーブに阻まれた。

試合終盤もややイラクが攻め気を見せたものの、試合はゴールレスのままタイムアップ。

また、同日開催に行われたグループD最終節もう一試合のベトナムvsイエメンは、2-0でベトナムが勝利した。この結果、グループ3位に入ったベトナムは決勝トーナメント進出の可能性を残している。

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