Y.S.C.C.横浜は17日、ドイツ指揮官のシュタルフ悠紀リヒャルト氏(34)が新監督に就任することを発表した。

ドイツ・ボーフム出身のシュタルフ悠紀リヒャルト監督は、YS横浜のユースでプレー。その後は、チューリヒなどヨーロッパを中心に11カ国でプレージェフユナイテッド市原・千葉リザーブスなどでもプレー経験がある。

YS横浜は、2016年に就任した樋口靖洋監督が2018シーズンで退任していた。

クラブはシュタルフ悠紀リヒャルト監督の指導歴について「14歳で地元のサッカースクールでコーチアルバイトを始めたことをきっかけに、その後各所属先でアカデミーを見るなど主に育成年代で20年間指導。現役を引退後は、東京ヴェルディの普及部に所属しスクールでの指導に加え中央高等学院の「biomサッカーコース」で監督を務め、その後は自身の会社が運営するレコスリーグの選抜チームであるレコスユナイテッドや、請け負っている日独フットボールアカデミーで指導しながら、ベルギーのダブルパス社と提携し、日本チームのチームリーダーとしてJクラブの監査とコンサルティング業務に携わってきた」と発表している。

シュタルフ悠紀リヒャルト監督は、クラブを通じてコメントしている。

「このたび監督に就任することになりましたシュタルフ悠紀です。今から約17年前にY.S.C.C.のユースチームにお世話になっていました。以来、世界11カ国で選手・指導者として経験を積んでまいりました。34歳の私に監督としてのキャリアをスタートさせる機会を与えてくれたクラブ関係者の皆さまに心から感謝いたします。かつて自分がプレーしたクラブに再び戻ってくることが叶い、とても嬉しく思います。それと同時に、皆さまの期待に応えられるよう、大きな責任も感じています」

「これまでに私の前任者たちが積み上げてきたサッカーに、世界各国で培った私の経験と、ドイツのエッセンスをうまくブレンドして、選手やスタッフと一丸となり全員で協力して、Y.S.C.C.サポーターの皆さまに今まで以上に愛され親しまれる、皆さまの誇りとなるチームへと、より成長していけるよう頑張ります。どうぞよろしくお願いします」