ディズニー映画メリー・ポピンズ リターンズ』から、エミリー・ブラント演じる魔法使いメリー・ポピンズが歌うミュージカルシーンが解禁された。メリーが“美しい魔法”を使って子供たちとバスタブから海底探検へ飛び出していく様子が映し出されている。

【写真】『メリー・ポピンズ リターンズ』場面写真

 本作は、パメラ・L・トラヴァースの小説『メアリー・ポピンズ』を基に、1964年に公開されアカデミー賞5部門を受賞したジュリーアンドリュース主演の映画『メリー・ポピンズ』の約半世紀ぶりの続編。監督は映画『シカゴ』『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』を手がけたロブ・マーシャルが務める。エミリーに加え、コリン・ファース、メリル・ストリープ、ベン・ウィショーらが出演するほか、前作でバート役を務めたディック・ヴァン・ダイクも再出演する。

 舞台は前作から20年後、大恐慌時代のロンドンバンクス家の長男マイケルバンクス(ベン)は家族を持つ親となり、父や祖父が働いていた銀行で臨時の仕事に就いていた。ある日、母親を亡くした悲しみから抜け出せずにいたバンクス家のもとに、空から魔法使いメリー・ポピンズが舞い降りる。ちょっと“上から目線”のメリーは、一風変わった方法で子どもたちのしつけを開始。バスタブの底を抜けて海底探検をしたり、絵画の世界に飛び込んでミュージカル・ショーを行ったりと魔法を繰り広げる。

 解禁されたミュージカルシーンでメリーが子供たちを連れて行くのは、どんなことも可能になる海の中。巨大なアヒルの人形が泳いでいたり、大きな船でバンクス家の家政婦が料理を作っていたり、財宝がたくさんあったり、何でもアリの大冒険に子供たちは大はしゃぎ。メリーは「すぐに飛び込む人想像できる? 深い海で泳ぐワンちゃん、現実に思えるけどそうじゃない。海の底でお料理想像できる?…」と歌いながら、子供たちに“想像”の楽しさを教えていく。

 マーシャル監督は「バンクス家の子供たちは母親を亡くし、普通の子供よりも早く大人にならなければいけない状況なんだ。だからワクワクすることや想像することの楽しさを忘れてしまっている。そんな状況の中、メリー・ポピンズがやって来るんだ。メリー・ポピンズは魔法を使い、子供達がお風呂に入ることを嫌がっても、それをワクワクする大冒険に変えてしまう。メリー・ポピンズは日常の中にあるハッピーに気付かせてくれて、そういう所が僕は大好きなんだ」と語っている。

 主演のエミリーは、今回解禁された楽曲『Can You Imagine That?』以外にもたくさんの歌を劇中で披露。本格的なミュージカルは初挑戦の彼女は、本作の楽曲制作の段階から関わり、歌のトレーニングをみっちり受けて音域を広げ、メリー・ポピンズの“歌声”を作っていった。

 エミリーは「私はジュリーアンドリュースのようには歌えないし、彼女の声も持っていない。だから、2人の歌の先生に指導してもらって、メリー・ポピンズの個性あふれる声を作り上げたの。普段の声とは違う役としての声をいかにして作りあげるかという挑戦だったわ」と明かしている。

 映画『メリー・ポピンズ リターンズ』は2月1日より全国公開。

『メリー・ポピンズ リターンズ』場面写真(C)2019 Disney Enterprises Inc.