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仲の良い人との軽い挨拶で「いやどうも」と軽い挨拶をしたことがある人は少なくないだろう。しかし、茨城県では他県とは違うニュアンスで「いやどうも」が使われているという。

そこで、17日に放送された『カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)では茨城県の「いやどうも」について特集した。

 

■「いやどうも」はどんな使い方?

実際にどのように使われているのか茨城県民にインタビューをすると…

「インタビューしてもいいですかって聞かれて『いやどうも』を使う。困ったなという意味」

 

「例えば、友達がラーメンの特盛を食べたとします。そんなときに『いーやどうも!』。えーこんな食べるの? みたいな。ざっくり言うと小馬鹿にしてる感じですかね」

 

「合いの手的な感じですよね。自然と出ちゃうものなんです。翻訳するとビックリマークですね」

 

どうやら「いやどうも」には様々な意味が含まれているようだ。

 

■翻訳不能な「いやどうも」が広がった理由は?

なぜ、翻訳不能な「いやどうも」が使われているのか専門家の解説は…

「元々『どうも』という言葉には『ありがとう』や『すみません』など、そういう後の文が省略されている。茨城県の『いやどうも』には『驚いた、困った、まいった、悲しい』など様々な感情が省略されている。

 

茨城県は古くから体外的な接触の少ない農村社会が多く、言葉も仲間だけで通用すれば良いと表情や言い方で伝達するようになっていきました」

 

と、解説した。

 

■よく使うしよく聞く?

ネットでは、茨城県民とみられるユーザーから「よく使うやよく聞く」といった意見が目立っている。

 

■方言が難しい県は?

しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女678名を対象に「方言が難しい」と思われているのはどの地域なのか調査を実施。

方言

もっとも支持を集めたのは、青森県で4割弱。わずかな差で、沖縄県が追う展開。北海道は、明治維新後に大規模な移住が行われたため、もともとの「北端と南端」の言葉は難しい印象が強いようだ。

茨城県はランクインしていないが、難解な言葉が隠されていた。日本全国には様々な方言が存在しているので調べれば、これからも調べれば面白い方言が見つかるかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・嘉手川 裕太

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代の男女678名 (有効回答数)

他県とはニュアンスが違う? 『ケンミンショー』が紹介した茨城県民の「いやどうも」が話題