700gの低体重で生まれた子どもについて相談がありました。今は9歳で、支援学級に通っているようですが、今後の進学や就職など、自立した大人になっていけるのか将来に不安があるようです。専門家はなんとアドバイスしているでしょうか。



9歳児のママからの相談:「低出生体重児の発達と自立」


低出生体重児で、700gぐらいで産まれました。乱視で近視のためメガネをかけていますが両目の視力の和が0.2もないです。発達が産まれた頃から周りよりも遅く、今は支援学級に入っていますが、学年で言うと2学年下の勉強をしています。今後中学校、高校と進むにあたって普通校に入学できるのか、自立して就職ができ社会人となっていけるのか、目の問題から車は運転できるのか、と親の目線ではあまり周りに同じような状況の人がいないので不安な事でいっぱいです。(20代・女性)




子どもに合った学校に入ることが自立の助けに

学校に関しては、普通校にこだわるよりも、子どもに合った支援に重点を置くことが自立の助けになるようです。




『700gでの出生・出産、お母さんもお子さんも頑張りましたね。出生体重が1000g未満の赤ちゃんは「超低出生体重児」と呼ばれます。超低出生体重児は、聴覚障害・視力障害・脳機能障害・知的障害・内臓障害などさまざまな障害や病気が起こるリスクが高まります。そのため、身体の成長が追いついても継続的なフォローが必要になります。(看護師)』





『最初は支援学級から始まり、学年を上がるにつれて科目別に普通学級に合流する子など、その子の成長発達過程によって経過は様々です。担任の先生と普段の生活や今後の見込みについて話し合い、深くコミュニケーションをとるようにすると良いでしょう。(看護師)』





『中学、高校までは、子どもの学習能力にあった支援が必要です。一般の学校に入れば良いと言うわけではありません。苦手なこともあって良いのです。その分得意なことがもっとあるはずです。子どもの個性をきちんと伸ばしてくれるような学校に入学できることが、今後の自立に向けて必要なことではないかと思います。(看護師)』




一人で悩まず情報交換の場を求めよう

地域の保健師に相談するなどして、同じような子どもを持つ家庭と交流を持つ場を紹介してもらうことが勧められています。




『同じく超低出生体重児の親と子どもが交流し、情報交換が出来る会として、自治体や病院、個人で自助グループや支援グループが発足されていることがあります。出産した病院や、学校、自治体にそのようなグループや支援が受けられる場所がないか相談してみましょう。超低出生体重児のその後については統計的なものより個々の体験談やお互いの励ましが必要です。一人で悩まないようにしましょう。(看護師)』





『将来に不安があること、周りに同じような悩みを持っている人がいないことなど、まずは地域の保健師さんに相談してみられることをお勧めします。地域によりますが低体重で出生したお子様を持つ家族のサークルを紹介してもらえたり、定期的に相談できるような病院や施設を紹介してもらえたりすると思います。(産婦人科看護師)』




学校に関しては、普通校かどうかよりも、子どもに合わせた支援を受けられるかどうかのほうが、今後の自立に向けて重要だとアドバイスがありました。一人で悩まず、同じく超低出生体重児を持つ家庭と情報交換ができるサークルなどを紹介してもらえるよう、地域の保健師などに相談してみるとよいようです。



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