平成30年文化庁 若手アニメーター等育成事業”「あにめたまご2019」で制作された4作品の完成披露上映会3月9日(土)に開催されます。

「Hello WeGo!」キービジュアル

今回の上映会では、本事業で育成対象となった若手アニメーターの他、制作スタッフの舞台挨拶も実施。観覧の一般応募も告知されており、続報は公式サイト「あにめたまご2019」公式サイトにて2月中旬に発表予定です。

以下が各作品のあらすじ及び制作陣からの一言をまとめたものになります。

株式会社ウィットスタジオ制作「Hello WeGo!」

【あらすじ】

「メカトロウィーゴ」は子供が乗って操縦できるメカトロボット。祖母にプレゼントされた古いウィーゴに乗る小学生のサトル。秘密基地に集合したウィーゴ達がレースで飛び出してゆくなか、サトルは初めの一歩を踏み出すことができなかった。そんな彼をクラスメイトのアキラはもう一度レースに誘うが……。近未来、海辺の田舎町で起こる少年とロボットの物語。

【監督 益山亮司さん オフィシャルコメント】

――本事業で制作する作品について

この作品は山形県遊佐町を舞台ベースに田舎の少年とウィーゴの物語です。観た人が想像力を膨らませ、ワクワク出来る世界観を目指します。参加する若手アニメーターには勉強だけではなく、作ることを楽しみ、なおかつ参加したことを誇れる作品にするべく監督として精一杯頑張ります! この機会とめぐり合わせに感謝しHere we go!

【プロデューサー 岡田麻衣子さん オフィシャルコメント】

――本事業に対する意気込み

私は以前アニメミライ2014に参加させて頂きました。あの時に出会ったチームの皆はとても素晴らしく、今では様々な場所で活躍しています。今回はその時以上にチームワーク度を高めて、いい作品にしていきます。そして後にこの事業を生かした形で若手の方々が活躍していって貰えると確信しております。作るからには皆全力です! 「Hello WeGo!」お楽しみに☆

■株式会社ケイカ・株式会社グリオグルーヴ制作「斗え!スペースアテンダントアオイ

【あらすじ】

宇宙旅行が可能となった未来、ケタケア航空では己の肉体を武器にするハイジャック対策のため、対格闘戦用保安要員としてのスペースアテンダントを採用。そのひとり武蔵野葵は、武術以外はまるで能無しの、自称“ドジでノロマでちょっと可愛い亀ちゃん”!? そしてようやくローカル・ラインからインターステラー(恒星間線)へ配属された矢先、彼女は「ボクの歌は人を不幸にするんだ」と漏らす謎の少年客ライカと知り合うのだが……。

【監督 由水桂さんオフィシャルコメント 】

――本事業で制作する作品について

宇宙時代の新人客室乗務員の成長を通して、様々な価値観を持つ人達と触れ合う上で大切な「信頼」というテーマを描く作品です。人と比較ばかりするのではなく、自分を信じ、仲間を信じる事でより大きな目標を目指す。そんな主人公達の姿を、笑いあり、涙ありの王道エンターテインメントとして描きたいと思います。

【プロデューサー 山中友実子さん オフィシャルコメント】

――本事業に対する意気込み

新人として業界に飛び込んだ若手アニメーターの皆さんも、きっと悩みや壁にぶつかることと思います。それぞれ考え方も違えば資質も違う。そんな中でどうしたら自分の立ち位置を見つけられるのか葛藤があると思います。この作品の制作を通じ、少しでも自分に自信を持ち、お互いに信頼しあい、そしてチーム全員一丸となって作品を完成させる事の難しさと楽しさを味わってほしいと願います。

日本アニメーション株式会社制作「チャックシメゾウ」

【あらすじ】

開いているチャックを見つけたら何でも閉める、チャック妖怪の由緒正しき一家がいた。しかし、現在修行中の息子チャックシメゾウは、未だに一度もチャックを閉めたことがない。ある日、彼は小銭入れのチャックを閉め忘れて500円玉を落とした少年ひろきと知り合い、二人とも母親が厳しく口やかましいということもあって意気投合。一緒に家出してひろきのおじいちゃんの家に赴こうとするが、なぜか妹ちえも同行する羽目になり……。

【監督 西山映一郎さん オフィシャルコメント】

――本事業で制作する作品について

アニメーションは人生を豊かにするものです。そして中心には常に子供たちの存在があります。「チャックシメゾウ」は企画から「子供が喜ぶもの」というテーマで進めてきました。くわえて今回は人材育成というテーマもあります。この二つのテーマを軸にスタッフとの連携を強く図り、見た人がやさしい気持ちになれるような作品にしたいと思います。

【プロデューサー 山下裕文さん オフィシャルコメント】

――本事業に対する意気込み

「アニメーションとそれを創る人も創る」というコンセプトのもとに取り組んでいきます。そこには若手だけではなく監督、作画監督、制作陣も含みます。この事業は私たちが自分自身を高め、豊かにできる要素が豊富に組み込まれています。このチャンスを全員が活用し、作品創りに挑んでいきます。

■株式会社Flying Ship Studio制作「キャプテン・バル」

【あらすじ】

とある島で暮らす超貧乏な少年バルが、大金持ちになるため、おんぼろ船に海賊旗を掲げ、仲間の豚プー、妹のムゲ、オオサンショウウオクーナを加え海賊団を結成! 悪逆非道を尽くし「海賊として成り上がってやるっ!」と意気込むのだが、なぜか毎回良い事をしてしまったり、借金取りにお金を持っていかれたり、そもそも相手にされなかったりと……何もかもがうまくいかないのであった。果たして、キャプテン・バル海賊団の運命やいかに!?

【監督 沼口 雅徳さん オフィシャルコメント】

――本事業で制作する作品について

とある島で暮らす超貧乏な少年が、一攫千金を夢見て、仲間と共に海賊団を立ち上げる! 少年バルとユーモラスな仲間たちの、辛くも楽しい海賊生活を描いたコメディ・アニメです。あにめたまご2019という若手育成事業に参加できたことを誇りに、作品制作を通して若手スタッフの育成に尽力する所存です。作品はコメディなので、クスっと笑って少しでも楽しい気分になってもらえれば、それだけで大成功です。

【プロデューサー 中島弘道さん オフィシャルコメント】

――本事業に対する意気込み

Flying Ship Studioとしてオリジナル作品制作への夢。作品を通しての若手育成。限られた時間の中で、様々なチャレンジやアイディアを実現していければと思っております。その先にどのような若手の成長があるのか? そしてどのような作品が待っているのか?ワクワクしながら作品作りに望んでいきます。完成まで、どうぞご期待ください!!(WebNewtype)

若手アニメーター等育成事業「あにめたまご2019」制作4作品完成披露上映会が3月9日(土)に開催