兵庫県姫路市で、12月末から1月上旬にかけ猫やハトの死骸が相次いで発見されている。8日には腹を切られ、内臓を取り出された猫が、そして10日にも尻をむしり取られたように殺された猫が見つかったのだ。
姫路市では12月にも頭部や脚がない猫やハトが発見されている。いずれも血痕などがないことから、別の場所で殺害され、放置されたものと見て警察が捜査中だ。
弱い猫やハトを殺す行為は猟奇的で、卑劣といわざるを得ない。一刻も早い犯人逮捕が望まれる。
■虐待やペットを廃棄する人間も
残念なことに、姫路のニュースのように虐待を加える者や、飼っているペットを簡単に捨ててしまう人間もいるのが現状だ。このような行為は犯罪になり懲役や罰金刑とはなるが、「罪が軽すぎる」と厳罰化を望む声がある。
そこで、しらべぇ編集部では全国の20代~60代の男女1,537名に調査を実施。
結果、「厳罰化するべきだと思う」と答えた人は65.1%。現行法の刑罰は「軽すぎる」と考えている人が半数を上回っている。
■年代別に見ると傾向が
厳罰化を望む人を年代別に見ると傾向が出た。
年代が上がっていくほど割合が高まり、60代は70.8%が厳罰化を望んでいる。動物を家族同然として扱う人が多いことなどが要因だろうか。
■厳罰化を望む人の意見は?
厳罰化を望むSさん(40代・女性)に話を聞いてみた。
「犬や猫を虐待する、簡単に廃棄するなどする行為は殺人と変わらない。にもかかわらず動物愛護法では愛護動物を殺したとしても、たった2年以下の懲役。
愛護動物を虐待したり、殺すような人物は許せない。いつか、その対象が人間に移る危険性だってある。被害を受ける動物が出ないことや、重大犯罪を抑止する意味でも厳罰化は必要だと思う」
■慎重になるべきとの声も
一方慎重になるべきだとするのはNさん(20代・男性)だ。
「虐待・殺害・廃棄をするような人間には動物を飼わせないようにしないといけないし、実際に現場を見たときに誰に通報するのかなどが決まっていないと。
冤罪が起こらないようしなくちゃダメだし、罰だけを強化しても根本的な解決にはならないでしょ」
厳罰化については賛否両論あるものの、動物への虐待や廃棄、そして殺害が許されないという認識は一致している。そのような行為は、絶対にあってはならない。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2018年10月19日~2018年10月22日
対象:全国20代~60代の男女1,537名 (有効回答数)
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